「複雑ではない多重人格作品」水曜日が消えた joさんの映画レビュー(感想・評価)
複雑ではない多重人格作品
多重人格ものは期待を大きく外す場合があるのに対して、本作品はちょうど良い具合の作品です。
曜日ごとに自分が入れ替わるという設定のため、1人7役あるのですが、作中はほとんど火曜日の1人を中心に描いていることが功を奏しています。
役者の演技力を前面に出した「ちゃんと7人演じ分けてるだろ」というドヤ顔映画にならずに、しっかり地に足のついた作品になっています。
ただし、各曜日の特性が見えにくいこともあったので、最後の方のシーンにあった各曜日の生活スタイルを冒頭あたりで簡単に流してくれれば、より分かりやすかったかなと思います。
あと、教授の動機も少し弱い感じで、ミステリーを期待すると物足りないかもしれません。
しっかりとしたストーリーの映画ですので、是非劇場でご覧ください。
コメントする