「7つ子物語」水曜日が消えた bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
7つ子物語
とにかく静か。話も展開も甘くてユルユル。隣で寝てるのは、だーあーれー?だけが笑える場面。オチの一歩前だけ、ちょっぴりダークなサイコ・スリラー。ベースは心あったまる系。良いか悪いかと問われれば「いい意味の普通」。好きか嫌いかと言われれば「好き」。
もう、びっくりするくらいの女子率の高さ。15:2 ですよ。女子男子比率。いや、数えましたもん。映画としても、ターゲットを明確に意識してたと思います。
ほぼ中村倫也の独演会。石橋菜津美と深川麻衣がシンミリ泣かし役。
でねー。特になんかが特別良い訳じゃ無いんですが、設定の面白さを、下手に大げさな大話にするでも無く、爆泣き感動ものにするでもなく、ミッステリ〜!にするでも無く、淡々と自然体描写で乗り切ってるのが好きです。
中村倫也ファンの方は大満足間違いないでしょうか。そうでない方にとっても、そこそこそこそこな軽食、くらいには。間食気分でいかがっすか?
ちなみに俺は、水曜か日曜タイプやと思います。全然タイプ違って見えるかも知れんけど。
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6/20 追記
エンドロールが、結構楽しかった。あれを見てると、ハートフルドラマでパート2が十分に作れる気がします。と言うか、この設定、おいしすぎw
深川麻衣が火曜日を前に、「水曜日さん」への想いを打ち明けるシーン。一ノ瀬が「火曜日」の中に、彼を見つけるまでの流れ。特に一ノ瀬さんパートは切なくって良かった。と言うか。今年の邦画が、俺的には期待外れの連続だったんで、これってかなり良い方かも知れないですw
ってことで、☆0.5増やしとこw
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6/21 追記
目覚めた月曜日は、月曜日として7日間を生活する事をしていません。火曜日に訪れた一ノ瀬に、火曜日として会った月曜日は、月曜日が好きな一ノ瀬が愛してるのは火曜日だと確信します。1人の人格として生きるよりも、7つの幸せ(幾つかの不幸もあり得るけれど)を探す方が、「俺達」らしくない? 月曜日は、火曜日と一ノ瀬のために、元に戻る事を選択します。それは、水曜日と瑞野のために、火曜日がしようとしていた事と同じ選択でした。
7つ子の人生に幸あれ。
と言うか。月曜、アレ。アレはどうにかならん?w
実はもっと凄い経験があります!
2004年あたりの韓流ブームの初め頃、韓国映画特集やってたんですが、
250席くらいあるスクリーンで満席・・・男は俺一人!
1:249って感じでした。熱気ムンムン!