「需要は、あるところには、ある。(超絶ネタバレ含みます)」ナイル殺人事件 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
需要は、あるところには、ある。(超絶ネタバレ含みます)
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この「20世紀の遺物感」の半端無さと来たら。いっやー、需要無いですよ、コレ。今の時代。
と言いたいところですが、そうでもないか。
もうね。最初に立ったフラグ、そのまんまの犯人です。悲劇の演出も、なんとなくの予想通りです。今となっては、バレバレ展開も白々しく。なんや、この無能探偵!って軽く罵声を浴びせたくもなりますが。そこは古典・ひな形を作った元祖の作品群の一つ、って事で。
「完全なアリバイ」で最初に容疑者から外された人達。はい、フラグ立ちました。あー、もう、これだよ。問題はアリバイ崩しだよ。って想像しちゃいます。
イケメン友人の登場。あぁ、あぁ、あぁ。彼は「悲劇」の演出のためのキャラなんだ。とか。
無くなるスカーフと赤い絵の具。伏線も親切です。出血の演出?スカーフで絞殺?凶器を包んでナイルへ捨てる?などなどなどと。空想に花が咲きます。
そうなんですよ。コレなんですよ。
伏線、バレバレや無いですか。
フラグ、立つじゃないですか。
それらを、どう繋いで行くのか?
探偵が解き明かして行くのか。
ってのが古典的な推理モノの醍醐味な訳です。
私自身は、アガサ・クリスティにハマった事は無く。小中学生の頃、コナン・ドイルとエドガー・アラン・ポーには夢中でした。ドキドキしがらページをめくる日々を思い出してしまいました。
少年少女や若い人たちにも、そんな気分を味わって欲しい、と思ったりしました。そういう意味では、需要はあるよね。
にしても。
探偵無能の非難は、避けられないかとw
もう少し、どうにかならん?
ヒト、死に過ぎですやんw
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