ラスト・クリスマスのレビュー・感想・評価
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欧州の社会問題を盛り込んだ恋愛映画
すんごい拾い物で、観て得した作品。
同タイトルのホラーとは無関係。
イギリスのポップスグループ「Wham!」のクリスマスの定番ソング『Last Christmas』をモチーフにした作品。
冒頭、かつて天使の歌声だった少女が、大人になってビッチに育ったあたりからスタート。
ポスタービジュアルから、「いい男に諭されて、立派な女性に変わって」みたいに陳腐なストーリーかと予想したんですが、全然違う展開に。
ロンドンをはじめ、ヨーロッパで起きている様々な社会問題が山盛りどんぶり状態に積まれ、凝縮されていました。
それらをサラッと盛り込んでの結末…
いやぁ、すごかった。
やり過ぎ感は否めなく、「リアリティ的にどうよ」「ありえない」と手放しで褒められないところはあるが、よくやったなぁとも思った。
オスカー女優エマ・トンプソンが原案・脚本・出演を手掛けてるのも、観てびっくり(少しは調べてから観ろよ私)。
シンプルでとってもいい映画
ありえない話を積み重ねてとても素敵な物語を作っている。
映画館で見ないでね!
マライアキャリーの” All I Want For Christmas Is You”と同じくらい嫌いな曲に合わせせて、可愛くも愛らしくもない、ましてお茶目でもないケイトが登場するシーンから始まるって、信じられない、もうやんなっちゃう!
ユーゴから来たケイトが、クリスマスなのに仕事もオーディションもうまくいかないのはヤッタネと思えるし、彼女に何故かトムという男の人がふざけたことをしてもなんとも思わないし、だって私の彼よりもハンサムでもないし、背も低いし、彼女が次第に彼に好意を持っているのがわかるスケート場でジョージマイケルの曲”Praying For Time”に合わせて二人してスケートなんて、おまけにキスをしようとする。そんなことするなって思ってしまうし、だって、例年のクリスマスには、私の豪華マンションに大勢の友達とパーティ三昧なんだけどね、聞いて、今年は彼が....料理を作ってくれてケーキもだって。し・あ・わ・せ💓 それもこれも会社では手を抜きまくっているのに上司が”君がいないと我が社は成り立たないから辞めないでね。”なんてそのご褒美かしら? フフフ
彼女っていやらしい。悩みを抱えて自分で処理が出来ないからって、トムの家で添い寝って、思わしておいて、好きにしても~ぅ。
映画も佳境を迎え、ケイトが開くショウ。友達や家族や困っている人たちをみんなを集めて盛大に盛り上がるようだけど…ケイトがトムと出会った時の様子がフラッシュバックと同じようにケイトとみんなが「Last Christmas」を歌うのは別にどうってことないしね。
ラスト、トムとの思い出のベンチに座っているケイト.....幕が終わります。
トムのいる本当のわけを知っても、私の涙腺の蛇口は、ピクリともしませんでしたから悪しからず。絶対にこんなくだらない映画を見に行っちゃいけませんよ。
だって……クリスマスの夜ぐらい、イヤホンを外して、映画館を独り占めして、大声で泣きたいもの。
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