ラスト・クリスマスのレビュー・感想・評価
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ありえない話を積み重ねてとても素敵な物語を作っている。
ありえない話を積み重ねてとても素敵な物語を作っている。
ユーゴ紛争とか移民問題とかいくつかの社会情勢を加味したスイーツ作品と思っていると、かなり違うと感じるはず。
有名曲を使った最近の作品にイエスタディがありこれはカップルに勧められるけど、この作品はカップルに勧められない(意味は映画見ればわかるはず)。
でも、映画の出来はとても良いよ。
<下3行は自分が認識不足だったため取り消し 題名は修正済み>
ちなみに、ラストクリスマスの曲は、去年のクリスマスに手ひどい扱いを受けた主人公が今年のクリスマスは別の素敵な異性を見つけるんだという趣旨の曲なので、映画とはちょっと合わないような気がする。
映画館で見ないでね!
マライアキャリーの” All I Want For Christmas Is You”と同じくらい嫌いな曲に合わせせて、可愛くも愛らしくもない、ましてお茶目でもないケイトが登場するシーンから始まるって、信じられない、もうやんなっちゃう!
ユーゴから来たケイトが、クリスマスなのに仕事もオーディションもうまくいかないのはヤッタネと思えるし、彼女に何故かトムという男の人がふざけたことをしてもなんとも思わないし、だって私の彼よりもハンサムでもないし、背も低いし、彼女が次第に彼に好意を持っているのがわかるスケート場でジョージマイケルの曲”Praying For Time”に合わせて二人してスケートなんて、おまけにキスをしようとする。そんなことするなって思ってしまうし、だって、例年のクリスマスには、私の豪華マンションに大勢の友達とパーティ三昧なんだけどね、聞いて、今年は彼が....料理を作ってくれてケーキもだって。し・あ・わ・せ💓 それもこれも会社では手を抜きまくっているのに上司が”君がいないと我が社は成り立たないから辞めないでね。”なんてそのご褒美かしら? フフフ
彼女っていやらしい。悩みを抱えて自分で処理が出来ないからって、トムの家で添い寝って、思わしておいて、好きにしても~ぅ。
映画も佳境を迎え、ケイトが開くショウ。友達や家族や困っている人たちをみんなを集めて盛大に盛り上がるようだけど…ケイトがトムと出会った時の様子がフラッシュバックと同じようにケイトとみんなが「Last Christmas」を歌うのは別にどうってことないしね。
ラスト、トムとの思い出のベンチに座っているケイト.....幕が終わります。
トムのいる本当のわけを知っても、私の涙腺の蛇口は、ピクリともしませんでしたから悪しからず。絶対にこんなくだらない映画を見に行っちゃいけませんよ。
だって……クリスマスの夜ぐらい、イヤホンを外して、映画館を独り占めして、大声で泣きたいもの。
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