「ドタバタ→ポカポカ」ラスト・クリスマス やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
ドタバタ→ポカポカ
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この映画、前半は結構ドタバタした感じなんですよね。その割に、笑えるって感じでもなくて。
それと、主人公のケイトがドジッ子なんだけど、可愛げがないドジッ子なんですよ。
しかも、外見もいまいち可愛くない。
正直、あんまり応援できない主人公だなと思っちゃいました。
まあ、そう思わせる様に作られてるんでしょうけど。
その流れでトムが登場するんですが、とにかく明るいんですよ。
それがドタバタした雰囲気とマッチして、もう少しドタバタした感じが続きます。
だけど、トムがだんだんと秘密を抱えた様な表情を見せ始めます。
その辺りから映画が落ち着いてくるんですが、しんみりした感じにはならないんです。
ケイトはトムと出会い過ごす事で、気持ちに変化が出始めます。
そんな中で、誰かに寄り添ってもらう幸せや温もりに気付けたんだと思います。
それを知ったケイト、今度は周囲に幸せを与え始めます。
一つ一つの行動は小さくても、それは温もりとなって相手に届きます。
最後、ケイトの表情はとてもチャーミングで、そして輝いています。
いや、ケイトだけでなくみんなの笑顔が輝いています。
ケイトの表情、前半とは全く違いますね。
きっと、トムは姿は消えてしまったけれど、この時もこの先もケイトの心に寄り添っているのだと思います。
寒いこの時期に温かくなる素敵な映画でした。
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