ラーヤと龍の王国のレビュー・感想・評価
全30件中、1~20件目を表示
子どもは観てほしい
民族も関係なく互いに信じあうことが大切、という
明快なテーマで、
こういうことは子供のうちに履修してほしいので
ぜひ小さいうちに観ておいてほしい。
自分は心が薄汚れているので、
各人が信じる正しい道が異なっているから
解決が難しいんだけどねーと思ってしまうのですが
それを言っちゃあ興ざめですよね。
架空の世界といいつつ東南アジアをモデルとしてる背景設定であり、
登場人物たちもアジアのいろんな国々の人を
モデルに織り交ぜている。
主人公は少女で女同士の冒険と友情。
いつもに比べれば少々説教臭さはあるが
全方位にまんべんなく配慮をして
ポリコレもおさえてある、さすがディズニー。
きちんとハッピーエンドに収まるので安心感がある。
これが宮崎駿のジブリ作品であるなら
一件落着、さあ解散!だけで終わらず
何か抱えたまま帰ることになる。
自分の好みは後者だ。
あと一時間あればもっと盛り上がりがあったのでは、という点と
アジア人の皮をかぶって中身はアメリカンノリな
キャラクター造形だった点が個人的に残念だ。
でも映像は文句なしに美しい。
一枚一枚を飾っても耐えうる。
コロナでこの美しさが全世界に大々的にお披露目されなかったのは
非常にもったいなかった。
とても子供向け
映像はとても綺麗で幻想的でした。
人を信じることの大切さを伝えたいという作者からの思いを感じます。
ですが、やはり内容は薄く、とても単純かつ単調です。子供向けに作られたものでしょう。
大人が見るとイライラする箇所が多いかと思います。
(ここからネタバレ)
例えば、何故人々は龍の玉を欲しがるのか、なぜいつまでも争っているのか。などです。おおよそ考えられるのはその魔力を使ってって戦争をすることくらいですが、龍の玉を盗んでも各国なにもしません。
そもそもハートの人々は龍の玉を持っているにもかかわらず何もしていません。要するに龍の玉を持っていても何も出来ないというのがどこの国の偉い人でもすぐ分かると思うんですけど、分からないようで、壊して盗み出します。そしてドルーンが出てきてしまいます。
各国々は盗むことに成功し、それを使ってなにかするのかと思いきや、先程も言った通り何も出来ずにただ持ってるだけの状態になります。
「なら返せし!」と心で叫んでしまいました。
なんのために盗んだのか。
盗んだメリットもなく、ドルーンという強敵が現れるだけならさっさと返せや!と…w
何を6年間やっていたのか…w
各国何故かわかりませんがその欠片を大事に持っています。なのでラーヤが集め、世界を救います。アホすぎますほんとに。
また、ファングの国の杖を持った女はほんとにくそだと思います。何がしたいのか分かりません。「皆を生き返らせれば私は殺される」みたいなことも言っていました。そして「シスーと龍の玉を手に入れれば許される」と。何を言っているのでしょうか。欠片を渡せば全て元通りです。既にラーヤが集めているのですから、ファング側が渡せば全て解決するのに、自分のことしか考えてなくて、死ぬほどイライラしました。またその娘(ナマーリ)も然りです。
ナマーリがシスーを殺めてしまうところでは「これしかないの!」など言って皆を脅して殺めます。こんな時に何がこれしかないのでしょうか。何がしたいんでしょうか。
世界観はとてもいいのに内容が…もったいない…
大人目線ではやはり楽しむには少し苦労するかと思います。子供に見せる分には適任かと。
私はDisneyが好きなので、いつか内容が凝っているDisney作品が出たらなと思います。
映像「は」綺麗でした
少し思うところがあったので初めレビューしました。
飛行機で見ました。
ストーリー終盤でシスーがナマーリ(とラーヤ)に打たれるシーンがあるんですが、すぐ後に「シスーが死んだ、ナマーリが殺した」等々シスーが完全に死んでて生き返らないという展開になってました。
「信じる」ということがテーマなのに「シスーが生きてる」ことを信じなかったり、諦めたりしてるのがモヤッとしました。
また、誰とは言いませんが、「このキャラいる?」って思ってしまうキャラがいますし、ストーリー中盤はだいぶ盛り上がりに欠けるストーリーになってしまいました。
あと、どのキャラもそれぞれ「余計なことしてるな」って思ってしまいました。
例えば終盤のラーヤだったらナマーリが引き金を引くのを辞めようとしてるのに、無駄に攻撃したので引き金を引いてしまってシスーが打たれたり
タロン国にてシスーが「ものを渡せば龍の石を返してもらえる、信じれば大丈夫」と言ってラーヤの言うことを聞かなかったり……
あとは、シスー。「人を疑うこと」も自分の身を守るための手段なのに、それを完全否定し、自分の考えを押し付けるところにも嫌気がさしました。
そして何より劇中歌が全くなかったことに不満を持ちました。ピクサー作品なら劇中歌がないことには納得いくんですが、ディズニーさんが作るので、ミュージカル展開になると思ってたのに一切無かったのが不満でした。
ただ、流石のディズニーさんクオリティ、映像はすごく綺麗でした。
特に水の描写は目が離せないほど綺麗でした。
他にも龍の石が綺麗で割れても綺麗に見えて好きです。
トゥクトゥクもめちゃくちゃ可愛いです!
でもやっぱりストーリーに不満があったので私自身はあまり好きな作品ではなかったです。
信じ合う心
魔物達に襲われる世界。
500年前に龍達が力を合わせ世界を救った。
しかし守られて救われたはずの人間達が
お互いで争い合い再び魔物達に襲われる世界に…
主人公ラーヤは世界を取り戻す旅に出る。
展開はディズニーならではの王道。
テンポ良く進むのは良い。
珍しくヴィランらしいヴィランはいない。
あえて言うなら敵はお互いの心。
如何にお互いを信じられるかがこの映画のポイントだと思う。
印象に残るシーンは少ないように感じた。
最後まで飽きずに見れたのは良かったと思う。
良い意味で、イマドキな作品
世界や時代が違うだけで、最近のコロナ禍と似通っているな…と感じた作品でした。
ラーヤの猜疑心、ナマーリの背徳心、シスーの正当化など…現代にそのまま反映出来る人物像が作品として好印象でした。
作品はハッピーエンドでしたが、現実も同じであってほしいですね。
信じるって難しい✩
信じようと歩み寄ったけど、信じきれずシスーが撃たれるところは、涙が止まらなかったです。
出てくるキャラクターはみんな個性的で好きです。
岩に変えられるけど、死んだわけじゃなくて信じる心で生き返るってところが好きでした。
中国共産党のプロパガンダ映画?
ストーリーは面白かったし、キャラクターもなかなか。
感動もした。
ファングの女王がアンミカに見えたりもしたけどw
一つの平和な国だったが、全てを飲み込む悪の存在が現れ世界はバラバラに。龍と互いを信じ合う心を取り戻し、もとの平和な一つ国を取り戻そう!って話。
ん?
まてよ?これってウイグルやチベット、台湾を一つにして強大な中華人民共和国を作ろうって話じゃ。。。
いやいや、武力で奪ってるだけやろうに。でも世界にこの話のように思わせたら侵略を正当化できるのでは。
考えすぎであることを願いたい。
信じ続ければ奇跡は起きる
最近配信ばかりで、しかもディズニープラスに入会しないと見れなくなったディズニー作品。『ムーラン』も『ソウルフル・ワールド』も見たかった…。
こちら今春に久々に劇場公開!…と思ったら、
我が地元の映画館では公開せず…。ディズニーアニメなのに…。嗚呼…。
しかし!U-NEXTで発見! 早速見たね。
にしても、ディズニープラス以外で見れる/見れないの違いって…?
『ムーラン』や『ソウルフル・ワールド』は配信のみ。
以前見た『2分の1の魔法』や本作は劇場公開。
という事は、今配信されている『あの夏のルカ』は見れそうにないけど、『クルエラ』はいずれU-NEXTでも配信されて見れるかも…?(『クルエラ』もこちらでは公開されておりません(>_<))
いつもながら前置きが長くなってしまいましたが、感想を。
遥か昔、“クマンドラ”と呼ばれた国。
魔法の力を持った龍に護られ、人と龍が調和を保ち、人と人が信頼し合いながら平和に暮らしていた。
が、飲み込んだものを石にしてしまう不気味な煙の怪物“ドルーン”が世界を襲い、崇高な龍シスーは自らを犠牲にして国や人々を救う。
しかし皮肉な事に一つだった国は5つに分断され、シスーが遺した“龍の石”を手に入れようといがみ合うように…。
それから500年。再びドルーンが復活。
“龍の石”を守るハート国の長ベンジャは、皆が信頼し協力し合う為に他の4国の長たちを招くが…、石を奪い合おうとし、その最中石が砕けてしまう。
ドルーンの力は増大。ベンジャは煙に飲まれ、それを目の前で見た娘ラーヤは…。
物語の立ち上がり方、入り方、ヒロインの目的も完璧。
神秘的な大昔のアジアの世界観。恐ろしい魔物と聖なる龍というのも個人的にツボ。
ディズニーアニメとしては少々大人向けのファンタジー・アドベンチャー。
でも勿論沢山の面白味、要素、メッセージ性が込められ、万人受け。
つまり、とっても面白かった! またまたお気に入りのディズニー作品が一本。
さて、何処から語ろうか迷うが、でもやっぱり魅了された本作の主人公から。
ラーヤ。
6年が経ち、成長。
ドルーンから荒廃した世界を救う為、父を元に戻す為、砕けた龍の石を探す孤独な旅を続けていた…。
武器は剣と、大胆不敵な勇気、不屈の精神。
とにかく、強い!凛々しい!カッコいい! おまけに、美人!
私はもう完全にヤられ、これまたお気に入りのディズニー・ヒロインに♪
サブキャラもユニーク。
旅のバディのトゥクトゥク。大きな大きなダンゴムシみたいな虫?動物?で、ラーヤを乗せて身体を丸めて高速で走る。仕草も表情も愛らしい。
そして旅の中で遂に探し出したのは、サブキャラ…というより、もう“一頭”の主人公。
ラーヤは最も崇高な龍シスーを蘇らせる事に成功。これで世界は…でも、あれ?
本当に崇高な龍…? 何と言うか、何と言うか…。
実は偉大な龍はシスーの兄弟姉妹で、シスーは最も平凡な龍。兄弟姉妹の力が集まった石を託され、その力で世界を救っただけ。自分の力じゃない。何で自分がそんな“大役”を…?
でもシスーは石を手にすると、兄弟姉妹の力を発揮出来る。
つまり、それらを合わせれば世界を救える。
ここからラーヤの旅に、シスーが加わり…。
“女ケンシロウ”みたいなラーヤの孤独な旅も悪くはないが、やはりディズニーアニメは楽しくないと。
ラーヤとシスーのやり取り、掛け合いが楽しい。
まるで、生真面目とフランクな女芸人コンビのよう。
あの悲劇の時ある人物に裏切られ、以来人を信じる事が出来なくなってしまったラーヤ。
明るい性格で、人を信じる事を疑わないシスー。
バディ・ムービーであり、二人の“女性”の信頼と友情のドラマでもある。
壮大なスケール、世界観。
荒廃したとは言え、国それぞれ特色あり。
テイル。砂漠の国。
ある因縁のライバルに追われていた時、港で出会ったのが、一隻のエビ獲りボートの船長兼シェフの少年、ブーン。陽気な性格で、彼も旅の仲間に加わる。
タロン。商業の国。
商売と共に盗みなども氾濫。人を信じるシスーは危うくピンチに! ラーヤも女の子赤ちゃん詐欺師とバディの3匹の猿に騙されるも、仲間に加わる。
スパイン。氷の国。
待ち受けていたのは、大男トング。しかし実は、国の唯一の生き残り…。
そこへ急襲する因縁のライバル。
彼を信頼し、仲間の逃げ道を託す…。
仲間が一人一人加わっていく。アドベンチャーの王道。
皆、ドルーンによって愛する人を失った。目的は同じ。
各国で石も順調に手に入れた。残るは後一つ。
が、その一つが最も“難国”。
ファング。
他国と関係を断ち、それ故国の中だけは平和。美しい自然にも囲まれている。
しかしそれは、他国に無関心で、自国の事だけ。
我が国の為なら厳しい決断をも下す長。
その娘ナマーリこそ、ラーヤの因縁のライバルであり、昔ラーヤを裏切ってラーヤが人を信じられなくなったきっかけを作った人物。
各国で執拗にラーヤを追い続けるナマーリ。彼女もまた龍の石を手に入れようとしている。
何度も何度も繰り広げられる、ラーヤvsナマーリ!
テイルの荒野での逃走&追跡。
スパインでの肉弾戦。
実力はほぼ互角であったり、時々一方が勝ったり。
文字通りの“ライバル”。
アクションもスピーディーで、迫力充分。
ヒロイン・アクション・アニメでもある。
ファングで…
ナマーリがある悲劇が起こし、ラーヤは怒りと憎しみをぶつける。
アクションも作風もエンタメだったが、このシーンは悲しいものを感じた。
これも全て、人の憎悪が生み出したドルーンのせいなのか…?
人は憎しみを持つ。怒りを持つ。
人を信じられなくなってしまう。
人と人の関わりを断とうとしてしまう。
作品はファンタジー世界だが、現実世界は今も尚こんなご時世。まだ国と国で自由に行き来出来ず、人と人の距離は離れたまま。
ディズニーの巧い所は、時代背景の汲み取りや置き換え。女性を主人公にし、多様性。争い。ドルーンは言うなればコロナなのかもしれない。
しかし、人は希望を捨てない。
敵対していたナマーリ。彼女もまた本当は、龍の力を信じていた。
信じる。
これこそ、本作のテーマ。
何もそれは龍の力を信じるという事ではない。
人が人の心や絆を信じる。
それを信じた時、奇跡は起きる。奇跡は現実に。
人も、龍も、この世界も。
私たちの中に、クマンドラはある。
信じることはまず自分から、第一歩
ずっと見たかった!
念願の鑑賞。
内容自体は、なんか教育テレビ見せられてる感覚になったけど、やっぱりグッときてしまった。
あとは、もう水の表現とか諸々が綺麗ね本当に。
アナ雪2でも凄かったけど、年々進化してる。
アニメーションなのに、現実的って本当にすごいよね。
信じるってことの大切さに終始したさくひんだった!
78/100
悪くはないが少し物足りない、もしくは少し多すぎる
映像◎キャラ◎テーマの響き△
世界を救う為に主人公ラーヤが5つの国を冒険していく本作。
流石はディズニー、5つの国がよく作り込まれているのでロードムービーとして楽しい。
行き先々で仲間になるキャラクター達も良い味を出している。
家族を失った者同士が寄り添い合い、疑似家族のようになる様はなんだかほっこりする。
信じるというテーマも一貫しており、ストーリーにそこまで大きい粗もない。
子供向けアニメとしては十分な出来だとは思うが少し物足りない。
というのも本作の信じるというテーマ。
ラーヤとナマーリの二人の友情の物語として見れば一貫しているのだが、それで5つの国がまとまり龍まで戻ってくるのはご都合主義に感じる。
長の娘同士が和解できたハートとファングの和解はともかく、他の三国はナマーリの母が言っていたようにファングを許さないのではないだろうか。
その為に他の国の長を死なせていたのかもしれないが、ブーン達がそうだったように民衆もファングを恨んでいたし、タロンで盗みや騙しがあったように「わるいおさがいなくなれば人はしんじあえる」というわけでもない。
全てが円満に終わるより、これから良くなる希望が見えるくらいの終わり方のほうが作中で積み上げたものに沿っている気がする。
あともう一点、全体的に言葉で説明し過ぎな気がする。
せっかく映像のクオリティは高いのだから、観客への訴えには言葉だけではなく、もっと映像の力を頼ってもいいのではないかと思った。
この辺は子供向けだから仕方がないのかもしれないが、他のクオリティが高いだけに大変惜しく感じる。
と言っても全体的には楽しめたので、劇場で見ても損はしないレベルの作品だと思う。
個人的にはナマーリがどうしても許せない。 悪い事した自覚あるならま...
個人的にはナマーリがどうしても許せない。
悪い事した自覚あるならまず謝れよ と思う。
そこを除けばストーリー、映像、音楽 どれを取っても流石ディズニー!
素晴らしい内容の映画でした!
壮大な世界観の中で描かれる、龍の世界を救う少女達のお話。もっとじっくり味わいたい気がしました。。
ディズニーの新作アニメ映画なので気になり
何年か前に観た「モアナ」みたいな感じかな、と
勝手に思い込んで鑑賞してきました。
5つに別れてしまった龍の王国クマンドラ。
失われた龍の力。
水晶を守る父と娘。
うん。
設定はいい感じかも。
と思ったのですが。 …。
描きたいストーリーが大きすぎて
108分という枠の中にぎゅうぎゅうエピソードを
詰め込んだ結果
どことなく、ダイジェスト版のような感じが漂う
作品になったような …
というのが、率直な感想です。
決してダメな作品とは思いません …けど
重要なキャラクターが多いかな と。
必然的に
一人一人の描かれ方が短くなってしまっていて
もっともっと
その人の背景を描いてくれれば
作品全体の魅力もアップするかなぁ
などと思ったのでした。
◇
一番印象に残ったキャラ
ナマーリ です
ラーヤとの距離感(?)がいい感じ。
友 と思わせる出会い
やっぱりね の裏切り
数年後の再会
「強敵と書いて友と読む」 的な
そして
まさかの託されるバトン
「世界を救ってね よろしく~」 てか
ラーヤよりも
この子の方が激動の人生を送っていそう
そんな気がしました。
続編の主人公はキミです。
「ナマーリの冒険」 … 無いか
◇あれこれ
■物語の舞台
「モアナ」はハワイでしたが
こちらは中国? 東南アジア?
まあ
現実の国ではないとは思うのですが
国と国を移動するシーン
距離感が分かりにくい気がしました。
■黒い霧(?)
触れると石になってしまうやつ。
ぱっと見て頭に浮かんだのが
宇宙戦艦ヤマトで、デスラー総統が使用した
「エネルギー生命体」
ヤマトを食べようとした黒いモヤモヤ。
これは手強かった記憶が。
で
こちらは宇宙はおろか
海があると先に進めない、かなり残念なヤツでした。
「龍と対極に位置する」
というのですが、
この正体は何だったのでしょう。 謎です。。
■もう一度 ナマーリ
第一印象が荒川静香さんに似ているなぁ と。
何となく肩入れしてしまったのは
そのせいかも。。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
モアナ+アナ雪-王子役
3回鑑賞しました。
吹替2回、字幕1回。
満足。
本編前にショートムービーがあって、ディズニー映画はこれがあったなぁとしみじみしました。
女性が男性の顎をすっと撫で上げたあと、カメラが引いてからの一瞬の動きがめちゃくちゃ刺さります。
このワンシーンだけでもう100点。
あんなエモい動きをどうやって思いつくのか。
本編はいつものディズニークオリティで、安心して見られます。
ただ既視感がありました。
モアナをベースにアナ雪足して、東南アジアテイストで仕上げた感じです。
石、水、神もとい龍、ダブルヒロイン。
世界観の説明で出てくる切り絵みたいな表現、気に入ったのかな。
話はわかりやすく、東南アジアのビジュアルと音楽が非常に美しく、戦うダブルヒロインが超かっこいい。
そしてなんとプリンス役がいない!!
これは大変快適でした。
あと、ダブルヒロインともさりげなく母子父子家庭です。
いない親への言及は一切ありません。
ディズニーすごいな、と改めて思いました。
人が石になった時点でジャンプ漫画のDr.ストーンを思い出しましたが、あっちが科学なのに対してラーヤはファンタジーです。
どこで知った??なんでそうなる??って突っ込みたいところはノータッチで話が進むので、ちょっと物足りなかったです。
「相手を信じるのが大事!」とゴリ押しされて、初見時はスッと引いてしまいました。
3回見た結果、「相手を信じることは正しいと"知ること"」からの「一歩目を自分が踏み出すこと」を説いてるんだな、というところに落ち着きました。
本国らしいですが、現状だとブーメランになりそう。
ドルーンと感染症、敵国とアジア。
国が5つ出てきますが、尺の問題なのかほぼ深掘りされないので、もったいなかったです。
特徴と名前だけつらーっと述べられて、印象づかないまま話が進みます。
3回見てようやく国ごとの味わいみたいなのが感じられました。
入国するときの、国名がバンッて出てくるカット大好きです。
ところで、白人が出てきません。
「相手を信じる」にあたって最も根強く高い壁は人種だと思うのですが…。
ラーヤが巡ったのは東南アジアの大陸なのかな。
手に持ってたのは世界地図じゃなくて大陸の地図?
モアナといい、その文化圏内だけで話が終わってしまうので、窮屈さを感じました。
吹き替え版と字幕版で、大きな違いはなかったように思います。
モアナとアナ雪は意訳強めでニュアンス変わってましたが、ラーヤはどっちかを見れば十分楽しめます。
エンドソングも同じでした。
全体として素晴らしかったです。
自分でも複数回見たし、人にも勧めたい。
安心して・いつでも・さくっと見られる作品でした。
アジアの時代を見据えたような企画にディズニーの商魂を垣間見たような気はするが、ファンタジー映画としては素直に泣ける。
①第一にシスのキャラクターが良い。オリジナル版の声優であるオークワフィナの個性に当て書きしたのだろうが龍らしくない言動が楽しい。②中国南部、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシアなんかをミックスした舞台設定の中にジャパニーズなところが皆無なのは日本人としては寂しいが、日本民族も水稲文化圏の端くれ。龍が水・雨・豊作をもたらす神獣であることは(そのイメージは元々稲作と共に大陸からもたらされたものであるとしても)身近なものであるので、欧州のドラゴンとは違って親しみやすい。③大人としては特にファング国のことをもう少し深掘りしてほしかった。ナリータがあんな風に育ったのも母親の影響だろうし、母親がシスと龍の石をこちらに貰うという計画も結局分からず仕舞いだし、なぜあそこまで他の国を犠牲にしても自国の安寧を守ろうとするのか、最後母親は一気に好い人化しているのも違和感がある。そこが物足りないが、その辺りを詳しく説明しちゃうとお子様には難しすぎるからはしょっちゃったのね。
分断社会へのディズニーからのメッセージ
終盤のクライマックスの展開からラーヤとナマーリのダブルヒロイン物として考えれば良いのかな、その割にはナマーリの心情描写とか雑な気がするな。
というのが観終わった直後の感想でしたが、徐々にそうでは無い事が理解できてきました。
余計な視点を排除しているので、やはり主人公はラーヤなんですよ。
今までの主人公は世界の危機を救うために皆の力を貸してくれ!と他人から奪う側でしたが、
分断が進むコロナ禍の現代の主人公とは自分から歩み寄り他人に何かを分け与えられる人なのだという強いメッセージなのだと思います。
独特の世界観とメッセージ性の強さが、今までのディズニーアニメと違うイチ押し映画!
「ラーヤと竜の王国」、よかったですねー。
大人の男性にもウケるんじゃないかな?
序盤のスターウォーズのような世界観
中盤のロールプレイングゲームのような展開
終盤のアベンジャーズのようなバトル?シーン
大人の男性が好む構成がありがたかったです。
ただ、それが逆効果なのか、
いい映画なのにあまり話題になっていませんね。残念
私が観たディズニーアニメでは一番好きなんだけどなぁ。
それから、ディズニーアニメにしては珍しく、
メッセージ性も強かったです。
信じることの大切さだったり、
信じ合えないことが奪い合いや争いを生んでいるよみたいな・・・
ここまでストレートに繰り返し主張したのって、今まであったかな?
そう言えば、「ありの~ままの~♪」もメッセージだったか・・・
いずれにしても露骨に何度も表現してましたね。
後はキャラが魅力的でした。
ラーヤ、いいですね。
ジャスミン、アリエル、ラプンツェル、エルサよりもラーヤ!
C Gの効果っていうのもあるでしょうが、
ものすごく体温を感じるキャラですね。
その他、
トゥクトゥクはユニーク
敵の女の子もなかなかいい味
ドラゴンも予想に反したナイスボケキャラ
何といっても私のお気に入りは赤ちゃん!
憎めないし、頼れるし、たまらなくかわいい
などなど、脇役もキャラが立っていました。
CGも抜群でした。
シーンの奥行が大事な作品だと思うので、
CGがあってこそだと思います。
テンポもよかったなあ。
寝不足での鑑賞もなんのその。
あくび一つ出ない、ハイテンポな作品ですね。
評価点としては4.5
5.0でないのは、子供向け映画の内容的な単純さからで、
子供向け映画限定で評価したら満点です。
いや~、実によかった!
後から知った情報ですが、
監督がベイマックスを作った人なんですね。
私、ベイマックスも好きでした。
信じ合う事の大切さ
本作の評価は、何より誰かを信じる相手も誰かを信じるという心の大切さを学びました。
そしてヴィランと思われたナマーリもラーヤによって救われ、改心したところが驚きました。ディズニーヴィランが救われた作品はかなり珍しいです。
個人的な評価は
龍の地形がいい世界観をしておりました。
シスーが可愛かったです。
メス…女の子の龍で、明るくてどこか抜けているギャップに萌えました。私の中でディズニーキャラでここまで萌えたキャラはいないかもしれませんw
余談ですが、ナマーリ役の伊藤静、彼女の母ヴィラーナ役の深見梨花は、新旧セーラームーンでセーラーヴィーナスを演じた声優です。関係ないと思いますが、2人のヴィーナスが親子となり活躍したことに驚きました。
信じることの難しさと、信じることの大切さ
予想以上の素晴らしさでした。
映像美はもちろん、登場するキャラクター全てに個性があり、全員がちゃんとそれぞれの活躍する場がしっかりと描かれている!
みんなの背景や性格はバラバラだけど、大切な家族を奪われたことは同じで、だからこそ同じ目的に向かって歩けたのね。
裏切ること、憎むことは簡単。
信じることは難しい。
話は逸れるが、未だに世界中で争いが絶えないのは、人々の欲、そして信じることが出来ないからなのか。
もちろん現実は映画のようにめでたしめでたしとはいかないけど、信じること何か変わることができるのでは?、そんな気持ちにさせてくれる映画でした。
まさかディズニー映画があんなに泣くとは思わなかった。心が刺激されるような映画だった。
子供よりも、大人に突き刺さる映画とも言えるのでは?
このご時世今だからこそ観て欲しい‼️
まず一緒に観れる短編が素晴らしい❗❗
セリフが全く無い中、曲調や表情、演出であそこまで魅せる物語❗❗
若いときはそりゃ楽しいし世界が鮮やかに見えるだろうけど、老いたからこそ見える世界や歩みかたがあって世界をどう見るかは自分の心が決めることなんだ❗❗
ってことをあっという間に伝えるメッセージ性‼️
本編でも誰も信じられなくなった世界に最終的に必要な事は何なのか、まずすべき事はなんだったのか、今だからこそ観て欲しい物語がある❗
ディズニーには珍しくミュージカル調な所が無く、それでも世界観はすごく綺麗で素敵✨
言葉にすることはこんなにも簡単なのに、実践することは格段に難しい「信じる」事を大切に教えてくれる物語
世界中がコロナの影響を受けてる今だからこそ観て欲しい‼️
全30件中、1~20件目を表示