「いいから黙ってラーヤを観ろ!!!」ラーヤと龍の王国 奏枝さんの映画レビュー(感想・評価)
いいから黙ってラーヤを観ろ!!!
字幕版で観ました!ベリーグッドでした。追いラーヤしたい。。
まず、同時上映の短編がシンプルかつ丁寧なクオリティで大変に良い。
これはでずにーでよくある、オマケのようなものなんですが、毎回楽しみにしてます。ピクサーのblue umbrellaも好きなので(MUの時の同時上映でしたね…!)Us again楽しかった人はぜひこちらも、、!
さて、本編についてですが…。
以前に観たベイマックスがすごく好きだったので、監督さんの名前を聞いてこれは絶対に劇場で見たほうがいいな、と思い朝1でキメてきました。
(白々しい言い方をしましたがゴリゴリのDヲタなのでベイマックスは30回くらい観てます)
ストーリーは単純明快、それこそ"流れるような"展開運びで各地を巡り、最後には決戦の地へ…!!!
でずにーって、前半の説明をするのすっごく上手。
いわゆる舞台の三幕構成で言うなら、状況説明と問題提起の部分です。ここは吹替だとちょっと頭を整理するの難しそうですよね、私は活字の方がよく頭に入ってくるタイプなので。
友達や信頼し合える仲間になるって、大体きっかけはすごくシンプルで、私だってめちゃ好きな信頼してる友達と最初に話したきっかけ好きな漫画の話だったもんな、とか思ったりする。
家族が当たり前のように信頼し合える関係なのは、毎日一緒に同じご飯を食べるからなのかもしれないですね。
ベイマックスでは身近なヒーロー像、というイメージでしたがこっちはもう完全に統治者を意識した正義のあり方なのかと思いました。
そして、相手を信じること。
国レベルの話じゃなくて、職場だろうが家族だろうが、相手を信頼して何かを任せる、ってとっても勇気のいる事だし、中々出来ないんですよね。
でも、仕事であれば、同じチームの人とは絶対に誰とでも信じ合うことができたら……せめて取引先の誰か1人とだけでも心を寄り添えあえたら……出来なかったことができるようになるかもしれないですね。
私もたまにナマーリみたいにになっちゃうので少し反省しました。
でもうちのプロジェクトリーダーには「いいから黙ってラーヤを観ろ!!」って言いたくなっちゃうな。
いきなり2Dアニメ風になるの、昔のメリポピやロジャーラビットっぽさを思い出して、結局ディズニーはそこに戻ってくるんだな、とニヤニヤしてました。
全体はまじでアニメーションとは思えないリアル感、カメラワークもベイの時よりかなり実写を意識してましたよね?
今後、3Dがよりリアルになった技術がある今、所々に2Dアニメーションが自然と入ることで、昔のディズニー映画の要素を楽しめるんじゃないかなと思うとちょっと希望が見えたような気がしました。
2Dに戻ってくるのいつまでも待ってるからね…!