「劇場で公開してくれたこの傑作、観ないという選択肢はない!」ラーヤと龍の王国 ヤッターさんの映画レビュー(感想・評価)
劇場で公開してくれたこの傑作、観ないという選択肢はない!
ブラボー!!映像、演出、ストーリー、どれにおいても平均レベル以上。断言しますが、これは傑作レベルです。
まず映像。CGによる水の表現といえば4年前公開の『モアナと伝説の海』が想起されますが、4年でこんな技術革新おこる?ってくらいのレベルアップ。実はディズニー映画って併映される短編がストーリーや映像表現が本編とリンクしてるのですが、雨、川、瀧、雨など、さまざまな水の表現がもはや実写と見紛うどころか、実写を超えたエクストリームな映像で見せてくれます。
演出もすごい。監督が我がフェイバリットディズニームービー、『ベイマックス』のドン・ホールということでバリバリのアクション活劇となっています。アクションだけでなく、物語世界についての情報を伝える手際が誠に良すぎて、観ていて気持ちが良い!無駄な説明台詞やダレるところもなく、本当にストレスフリー。
そしてストーリー!クライマックスでのラーヤの行動は、まさに今の時代に必要なメッセージだと思います。最後の決断、あれには思わず唸らされました〜。父が成しえなかったことは、父がその行動をするまでの境地に踏み出すことができなかったからであり、ラーヤがそれを成し遂げることができたので物語は幸せな結末を…ってネタバレか。はいはい!ハッピーエンドですよ!!ダメですか?
もうね、乾いた心に潤いですよ、潤い。前情報なく行ってここまでの満足感をくれるんだから、も〜嬉しいですよね!興奮冷めやりません。あえて文句をあげるとするなら…とあるキャラクターがものすごく他社の、バナナ大好き生物を想起させてしかたない、くらいですかね。
ちょっとね、字幕版見に行こうと思う。シスーのキャラクター、絶対オークワフィナのアテ書きでしょ!ならば原語版見なくちゃ(吹き替えの高乃麗さんは素晴らしかったです)。さらに肝心のラーヤが最後のジェダイのローズちゃんだって言うじゃない!これも気になるポイントですよね(吹き替えの吉川愛さんもよかったです!)。
シンエヴァを横目に観に行ったのですが、これがエヴァに埋もれてしまって話題にならなくなってしまうのは耐えられない!!ディズニープラスのみの公開にせず、劇場公開してくれてるんですから、観に行かないという選択肢はナシですよ皆さん!猛烈にオススメ!