「ディズニーランドでの楽しい思い出も擽ぐりながら楽しめる」ジャングル・クルーズ J24さんの映画レビュー(感想・評価)
ディズニーランドでの楽しい思い出も擽ぐりながら楽しめる
IMAXにて鑑賞。
舞台は100年前。アマゾンのジャングル奥深くにどんな病気や傷も治す万能花があるという神話を現実にあると睨みE.ブラント演じるリリー姉弟が探しに旅に出る話だ。
彼女たちは航海術があるわけではない為現地の訳あり船長のD.ジョンソン演じるフランクを船長として共に旅に出る。
ディズニーランドに行った人なら誰でも遊んだ経験があるであろうジャングルクルーズの世界を序盤は非常に楽しめる。
中盤以降はパイレーツオブカリビアンシリーズを彷彿させるような展開。
500年前に万能花を巡り争いを起こし、その争いを起こした当事者たちが森に呪われ醜い姿で不老不死と化す。
醜い姿にはならなかったもののフランクもまた川から離れることができず、そして死ぬ事もできずに500年以上今まで生きてきてる。
万能花で世界中の病気などで苦しむ人を救いたいリリーと、不老不死から解放され永遠の眠りにつきたいフランクが中盤からは互いの目的を掴もうという姿が明確に描かれていく。
互いに目的が違う事から中盤はぶつかり合うもの最後はフランクはリリーの為に戦い、リリーもまたフランクの自由な為に戦い最後はフランクは不老不死の呪いから解き放たれ自由に生きることを再び始め、リリーもまた万能花の一欠片を手にしこれから世の中を救うスタートを迎えたところで作品は終わる。
こういう世の中の状況下もあってしばらくディズニーランドには足を運べてないがジャングルクルーズの楽しさを思い出しながら且つ今作の世界観もまた楽しむことができ、非常に楽しい作品であった。
この作品の特に好きな所はコメディシーンが多いところ。リリーもフランクもおちゃらけたシーンが多く特にリリーの弟はいいキャラしていて彼で笑顔になるシーンは沢山あるのがいい。
そんな笑える中でもリリーとフランクのカッコ良さも魅力的に描かれておりその緩急がとても見易くて好きだった。
中盤からはパイレーツシリーズの世界観が若干強く感じるがパイレーツシリーズのファンにとってはとても見やすくエキサイトできる作品だと思う。僕はパイレーツシリーズの大ファンだが今作をとても楽しめた。
最後は誰もがハッピーな展開をはじめディズニーらしく子供から大人まで誰もが楽しめ、そしてようやく呪いが解かれ自由に生きることが許されたフランクのこれからの活躍を早くも続編で期待したくなる形で劇場を後にできる。
小さい頃からよくディズニーランドに行く事があっただけにあのアトラクションをこうして映画作品化し思い出と共に新たな旅へ楽しませてくれるディズニー映画の凄さ素敵さに改めて感動させられた。
機会があれば4DXでも見たいと思う。