「素晴らしき哉、人生」ソウルフル・ワールド takaさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしき哉、人生
非常勤講師で生計を立てていたジョー・ガードナーは
ある日ずっと夢見ていたジャズの演奏ができることになったが
途中の道でマンホールに落ちて魂の世界へ行ってしまう。
死んだものは虚無へ、これから生きるものは生前の世界へ。
地球へ向かう前のソウルたちの中でも生まれることを拒否した
22番ソウルと奮闘する物語。
おもちゃに命を吹き込んだピクサーが遂に魂にも命を与え
命を題材にしたテーマを描いた。
「海を泳いでいる最中には海の広さはわからない。」
「バガボンド」の中でもこういったセリフがありました。
人は何者でなくてはいけないなんてない。
今、ある生活の環境や連れ添う人を大切に。
道徳の授業で見てほしくなるような映画。
劇場で見てたらエンドクレジット前に拍手したくなるような映画でした。
これから職業を決めて生活を自分で責任を持つ大人が見てこそ
響くような映画になっています。
インサイドヘッドを見た時も思いましたがピクサーは
心理学だったり難解なテーマをわかりやすく、ほぐして
ファンタジーに落とし込むのが素晴らしいと思いました。
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