「生きる意味は生きる喜びを知ること」ソウルフル・ワールド とみさんの映画レビュー(感想・評価)
生きる意味は生きる喜びを知ること
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自分の生きる喜びはピアノだと思っていた主人公。死んで自分の人生を振り返った時に、ピアノで成功していない自分の人生を見て生きる意味なんかなかったと思う。
自分の生きる意味をずっと探していた22番。どんな偉大な人物の人生を見ても生きる意味を見出せず、生きたいと思わない。
しかしそんな22番が生きたいと思えたきっかけは、ピザの味やイメチェンや綺麗な空や風に吹かれて落ちる葉だった。一度はそんな日常は生きる意味ではないと22番の行きたいと思った人生を否定する主人公だったが、今までの自分の人生にもピアノ以外の喜びがあったことを思い出した。
よく「この人は〇〇をするために生まれてきたんだ」と言われる人がいる。伝説的なミュージシャンや画家、政治家や発明家などだ。
しかしこの映画ではその考え方を全否定していると思った。最後の煌めきは生きる意味ではなく生きる準備ができるともらうことができる。人生は生きる意味を遂行するためのものではなく、生きる喜びを探しに行くものなのだと伝えたかったのではないかと思った。
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