「実写のほうをいきなり観ました」ムーラン　バラージさんの映画レビュー（感想・評価）

基となったアニメ映画版のほうは未見。さすがはハリウッド、雄大な風景とセットにCGも駆使した壮大な映像は見ごたえがあった。ただ、それを小さい画面で観るんで、そこがなんとも。やっぱり映画館のスクリーンで観るべき映画だったよなあ。逆に良かったのは言語を選べるところ。中国が舞台の時代劇で英語は個人的にはやっぱり変。本人の声が聞ける英語を選ぼうか迷ったけど、リアリティ的に中国語（北京語）吹替の日本語字幕で観た。映画館ではそれはできないからね。

お話の方は、ま、こんなもんかなといった感じだが、恋愛要素がないのは意外にも良かった。僕は恋愛映画も観る人間ですが、この映画に関しては恋愛要素がないほうが良いと感じた。なぜかなんとなく。主演のリウ・イーフェイをはじめ、コン・リー、ドニー・イェン、ジェット・リー、ジェイソン・スコット・リーといった中華圏と中国系米国人俳優の超豪華キャストも素晴らしい。まあまあ面白かったです。