「【”花嫁衣装を捨て、銀の鎧に身を包む・・・。” 花木蘭を演じたリウ・イーフェイの軽やかな身のこなしも魅力的な”分かりやすい中国歴史アクション映画。】」ムーラン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”花嫁衣装を捨て、銀の鎧に身を包む・・・。” 花木蘭を演じたリウ・イーフェイの軽やかな身のこなしも魅力的な”分かりやすい中国歴史アクション映画。】
ー ”魏”VS北方から侵略してきた”柔然”との闘いを主に物語は進む。”魏”の花家の長、ズーは年老い足も不自由なため、戦に出れない。
ある朝、村一番の花木蘭(ムーラン)は、父の代わりに魏軍に志願する・・。ー
■感想
・今作は、西暦400年頃の魏と柔然の戦いを軸に、魏側に視点を置き、花木蘭(ムーラン)が男装して、侵略してきた北方民族の柔然と幼馴染の男性達と、闘う姿を描いている。
だが、今作内では歴史的な部分には余り踏み込んでいない。
・あくまで、美しくも武術に長けた花木蘭(ムーラン)と一緒に戦う、幼馴染を始め、魏軍の奮闘ぶりを描いている。
・花木蘭を演じたリウ・イーフェイはアジアン・クール・ビューティとしての魅力もあり、キャラクターとしては、魅力的である。又、彼女の幼馴染2人の戦の中での行く末も、物語の面白さに寄与している。
ー 一人は”柔然”に捕らえられ、非業の死を遂げ、一人は花木蘭(ムーラン)と徐々に心を通わせ、厳しい状況下、”魏”のために共に戦う。ー
・”魏”の中で、実力が認められ、英雄になっていく花木蘭(ムーラン)
ー だが、その状況が苦しかったのだろうなあ・・。ー
・殊勲を上げた、花木蘭(ムーラン)が飲みなれない酒を皇子に勧められ、舞を舞うシーンは魅力的である。そして、酔いに任せ、真実を口にしてしまう・・。
・食料もつき、15日以上も何も口もしない中、”柔然”軍に立ち向かう花木蘭(ムーラン)達・・。絶対絶命の彼女の前に現れたのは・・。
・面白いのだが、物語の描き方が分かりやすいが故に、やや平板な感じがしてしまった事も事実である。
<今作は、魏と柔然の戦闘シーン、花木蘭(ムーラン)の八面六臂の活躍、優雅な舞などは、矢張り大スクリーンで観たかったなあ・・。ドニー・イェンなども、もっと観たかったよ。
花木蘭を演じたリウ・イーフェイと言う、素敵な女優さんと出会えた事で、良しとしよう。>