Awayのレビュー・感想・評価
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カメラワークと構図で魅せられる
この作品よりも優れた絵で動き続けるアニメーションというのは世の中に無数にあると思うけれど、それらに負けず劣らず、ぐいぐいと引き込まれるのはなぜなんだろう・・・終始そう思いながら浸っていた気がする。
何よりも、アニメという特性を生かした自由なカメラワークが巧みで、自由でありながらもしっかりと一瞬一瞬において物語を形づくっていて、動画の基本的な楽しさ・動いている絵を見ているだけで快感でありながらも、自然に話が理解できてしまう細かな気配りが素晴らしくて、何度も心を揺さぶられました。
遠景とか背景もなかなか見応えがあったし、決してきらびやかではなかったけれども、特徴的で印象的な色使いなど、台詞がなくても、それを凌ぐ魅力的な要素が満載でした。ミニマルっぽい分かりやすい音楽も良かったし─。
最後に、蛇足ながら、日本語版エンディングというのはいかがなものか・・・せっかくのコトバが台無しになってしまった印象です。歌詞が鳴り響いた瞬間に退席したのは言うまでもありません。蛇足ですが。
暖かさに包まれる感覚
主人公の少年の前に広がる景色や動物たちを観ていると、PVや環境ビデオを観ているような、ふわっと暖かさに包まれ、時に美しさに息を飲みます。
少年を追ってくる巨大な怪物がなんなのかの説明がなく、想像するしかない。
私には、飛行機事故で亡くなった方々の怨念の集合体というか、たまたま生き残った少年の罪悪感が生んだ影に思えました。
個人的には少し長すぎた印象で、60分くらいでまとめて欲しかったものの。
一人でこんなすごい作品を作るなんて、才能と努力と、様々な機材の進歩に驚きます。
小島秀夫さんが結構前に紹介してた映画が公開になるということで初日参...
傑作、だと思う。
台詞無し長編アニメーション作品
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