「なんだこの軽薄な男は…。」テッド・バンディ Chiharuさんの映画レビュー(感想・評価)
なんだこの軽薄な男は…。
残忍なシーンがなくとも、そのきな臭さに若干不快な気分になった。
リズだけには特別な何かがあったんだろう、そんな部分の描写を期待したり、そしてキャロルの存在にがっかりしたり。
気がつくと完全にリズ目線で観てしまっていた。
シリアルキラーでないなら結婚詐欺をやりそうな軽々しい態度と、甘い思い出。
揺れ動くリズの気持ちと気持ちは重なり、胸の奥の方の引っかかりが解けないままだ。
本人についてネット検索してみると、描かれていなかった犯行の手口や行為の詳細が分かり、ハウスジャックビルドのジャックと被る。
シリアルキラー大全集の様なその作品で、様々なパターンの残忍な犯行を惜しみなく映像で確認する羽目になったのだったが、なぞるように思い出すとやはり強烈で、IQの高さも超える抑えきれない性衝動の恐怖を感じた。
コメントする