「テッド・バンディの表の顔を描いた秀作」テッド・バンディ エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
テッド・バンディの表の顔を描いた秀作
30人以上の女性を惨殺したという実在の殺人鬼テッド・バンディ。彼を演じたザック・エフロンが素晴らしかった。
テッドとシングルマザーのリズ(リリー・コリンズ)のラブストーリーが語られる序盤、そして収監されてからもなお「冤罪では」と思わせる中盤の見せ方がうまい。
残虐なシーンを一切見せないのもこの作品の特徴だろう。まともに見せたら「ハウス・ジャック・ビルト」になってしまう。
リズの苦悩の本当の理由を知ると同時にクライマックスへとなだれ込んだ。
判事を演じたジョン・マルコビッチの存在感も記憶に留めたい。弁護士をクビにし自ら弁護を始めたテッドのパフォーマンスに1ミリも動じなかった。
それにしてもリリー・コリンズってフィル・コリンズの娘さんだったのですね。
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