「リズとキャロル」テッド・バンディ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
リズとキャロル
チャールズ・マンソンとシャロン・テート事件を知っておかないと「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の面白さが半減?するように、本作はNetflix配信ドキュメント「殺人鬼との対談:テッド・バンディの場合」を観ていた方が良いと思う。
ドキュメントも本作の伝記映画も作ったのは同じ監督であり、姉妹編?雑に言ってもドキュメントからの続編的なようで、テッド・バンディを知らない人には不親切だろうし、彼を知っていても本編の内容からドキュメントを観ていた方が物語に躊躇無く入れる気も!?
テッド・バンディの犠牲になった女性たちの目線で、観客も騙されるように描かれた彼の好青年ぶりなど、殺人鬼とは程遠い演出描写に違和感を覚えるが、ラストに全ては明かされて!?
少し中途半端感も否めなく、どうせなら彼に翻弄された二人の女性、リズとキャロルを中心にテッド・バンディを描いた方が良かったのでワ?
監督の意図はなんと無く理解できるが、テッド・バンディ含めた三人の人物描写に不満を感じてしまう。
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