「魅惑のサイコパス」テッド・バンディ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
魅惑のサイコパス
30人以上と言われる女性に対して誘拐、レイプ、殺害等を行い死刑となった実在の人物、テッド・バンディことセオドア・ロバート・バンディの話。
1969年に出会ったエリザベスとの関係と、1984年にユタで逮捕されて以降の法廷での振る舞いを軸にみせていく。
犯行の様子は描かれず、状況証拠のみで逮捕されて訴えられてというみせ方から有罪判決が言い渡される為冤罪にもみえてくる。
そんな流れを繰り返し、どんどん雄弁になっていく様に、狡猾さと不気味さを感じて面白いけれど…テッド・バンディに関する予備知識無しだとその辺がわからなそうだし、この作品のみどころはそれぐらいで、結局犯行に至る心情みたいなものが描かれている訳でも、犯行そのものの残忍さが描かれている訳でもなくて、イマイチ盛り上がりに欠けた。
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