劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のレビュー・感想・評価
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心を燃やせ!
アニメも原作も鑑賞済み。
内容は知ってるのにこんなにも期待出来る映画が今まであったかな?
ストーリー的に一晩の出来事なので映画にはピッタリだったと思う。
どんな始まり方かと思ったら、
これまでのあらすじやオープニング曲などもなく、
しっかりアニメの続きから始まった。
個人的にはこれで良かった。
合間のギャグシーンは原作で見たときより笑えた。
戦闘シーンも本当に見事。
エフェクトも綺麗、炎や雷の音など迫力が凄かった。
テレビでは味わえないだろうな。
後半のバトルは原作だと案外あっさり進むけど、
映画は濃厚に描かれていた。
声優さんたちの演技が素晴らしく、
原作を読んでいるときよりも感情移入できた。
命が吹き込まれているというか…
セリフひとつひとつが心に残った。
最後の煉獄さんの笑顔で目頭が熱くなった。
エンドロールで流れる「炎」
それを含めて一つの作品になっていた。
素晴らしい映画だった。また観たい。
鬼滅初心者にも優しい脚本
正統して非常に良くできた作品です。
日本崩壊の予兆を象徴する現象かも
初日は混み合いそうなので、数日置いてから観に行きました。
それでも最近ではありえないほど多くの観客が入っていたので、人気の高さが分かります。
初日から1日40回以上の上映を行った新宿東宝を初めとして、近くの映画館でも今までありえないほどの上映回数でスケジュールを組んでいて、公開前から必ず多くの観客が入るのがほぼ確定していたのが凄いですね。
さて、肝心の映画の感想はどうかと言いますと・・・
娯楽作品としては非常に良く出来ているし、アニメーションとしての質も高く、声優さん達の力の入れ具合がまた素晴らしく、作り手達の努力が強く感じられる作品と感じました。
しかしながら、どうしてこの映画が大ヒットしているのか、それは全く感じられない内容でした。
特に心に響くほどの感動は無く、作者が本当に伝えたいもの自体、実は何も無くて、ただ単に少年ジャンプの秀逸な商業マーケティング戦略が大成功して生まれた社会現象が何よりも先行しているのだと感じました。
つまり、まんまとしてやられた大衆洗脳であって、そこに真の感動などあるはずが無いんです。
このような中身の薄い映画が記録的な大ヒットになっている事実を考えると、日本が崩壊する予兆を示す一つの象徴にもなりそうで、暗鬱な気持ちにさせられます。
ハッキリ言って、この映画を親しい友人にすすめるかと言えば、答えはノー。
これまで多くの名作映画に魅了させられましたが、この映画はそのレベルにも至らない。
コロナ禍で大赤字の映画館にとっては、素晴らしい救世主かと思いますが、それがこの映画だとは、正直言って残念と言わざるを得ません。
それでも娯楽作品としては楽しめますし、キャラクターの絵は可愛らしくて好きですし、悪くはないんですが、肝心のストーリーや内容が、自分が好きな多くの映画の範疇からは外れるので、ちょっと厳しいですが、あえて低評価にしてみました。
絶対漫画見た方がいいまたはアニメ 少しでもこの世界がわからないときついです
煉獄さんのために。※二回目はまた違った感じに感動※
2020/10/17
鬼滅の刃の盛り上がりポイントとしたら今回の煉獄さんとあとはラストバトル、vs無惨かなと個人的に思ってます。
そして今回の監督さんやスタッフさんもおそらく同じ思いだと思っており、しっかりとラストの煉獄さんのバトル、見せ場に向けて物語構成を作り込んでいる気がします。
そこは流石!と思いました。
アニメのキャスティングから制作陣の、この作品は絶対に失敗が許されない!という本気度が伝わってきます。
今回の映画もその思いが伝わってきました。
正直前半は少し物語の進み方としてはゆっくりな感じ。中弛みじゃないけど、そこまで過激なバトルシーンなどもないので少しぼーっとしちゃうかも。
ただラストの上弦vs煉獄さんの戦いは圧巻。
鳥肌物でした。
あのバトルシーン、煉獄さんの勇姿をもう一度見たいがためにもう一度足を運んでいると人も少なくないはず。
あの迫力は是非ともスクリーンで味わってほしい。
2020/10/31
二度目の鑑賞。二度目も泣きましたが、泣きポイントは煉獄さんバトルの終盤、炭治郎が上弦を追いかけるシーン。この台詞にやられました…
そして最後、煉獄さんの死の間際、意識朦朧の中での母親シーン。
鑑賞一回目は物語に引き込まれる感じ。二回目は内容も頭に入ってる分余裕をもって観れるから、逆に上記のシーンでうるっときてしまいました。
二回観るのおすすめです!
柱の力
なにも知らなくても
映画としての魅力は…?
原作は未読。アニメも最初は何話か観た程度。鬼滅ファンというわけではないが、一映画ファンとして、これだけ話題になっているので、乗り遅れない為に鑑賞。レイトショーにも関わらず、満員だったのは驚き。
最初の風景や無限列車な機関車の描写は、大変リアリティもあり、美しく「オッ、これは」と思わせた。しかし、ストーリーが始まると、普段のテレビアニメ通りの描写で映画としての動きや背景は、ピクサーやディズニーには敵わない。
声優陣は声を張り上げて、精一杯、頑張っていたことは伝わりました。でも、やはりここでも、正義を振りかざした説明的な台詞が続き、特に最後の錬獄の言葉においては、最たるもの。確かに素晴らしい言葉を連ねてはいるが、今ひとつ心に刺さってこなかった。
決して、面白くないわけではないが、期待し過ぎた分、途中、途中に入る中途半端なギャグも、せっかくの作品のシリアスさを打ち消してしまい、あくまで子供向けの感じは否めなかった。
原作の一部を切り取ったストーリーであるため、原作を知らない者には、起承転結を考えた、一本の映画作品として引き込まれる要素は薄かった。でも、最後にはすすり泣く声も聞こえたので、鬼滅ファンにしたら、きっと胸を打たれる作品になったことでしょう。
コロナ渦で、洋画が全く上映されず、映画館への足が遠のいている今、本作が起爆剤となって、映画館にまた、人が戻ってきたのは、映画ファンとして大変嬉しいことです。
どうして?
原作の世界観を尊重しつつ上位互換したアニメ映画
アニメ化前からの原作ファンです。特に無限列車編は思い入れがありましたが、最高のクオリティで映像化されたことに感動しました。
ストーリーは原作に忠実なので、話の内容云々ではなく、漫画のアニメ映画化としてどうなのか、という視点でレビューを書きます。
《良かったところ》
・アニメーションの美しさと躍動感は圧巻。
作画は常に安定していて背景などの描き込みやCGもすごい。文句なしの映像美。アクションシーンのカメラワークや動静の間の取り方もセンスがあり緊張感が持続する、飽きさせない演出。またキャラクターたちのポージングがいちいち格好良い。映画で印象に残っている画や構図と同じシーンの原作を見返してみても、全然違う、もしくは原作に存在していないので驚く。一枚一枚の画を格好良く魅せることへのufotableのこだわりを感じました。
・声優陣、特に鬼二人の演技が素晴らしい。
猗窩座に関しては、石田彰さんの声はイメージと違ったのですが、演技がうますぎて観ているうちにどんどん説得力が出てきて、イメージ通りをぶつけられるよりも更に良かったです。要所要所で本当にこれ以上ないってくらいの感情表現がされてました。魘夢の平川大輔さんも、独白が多いぶん単調な演技だと相当飽きそうな難しい役ですが、演技のうまさでカバーしてました。「強制昏倒睡眠・眼」という技を出す時、こんなわけのわからない言いづらそうな技名なのに、声色、抑揚ともに魘夢のミステリアスさがよく表れていて驚きました。
・作中曲もエンディングも良い。
特に煉獄さんvs 猗窩座では、個人的にはアニメ映画っぽくないBGMと感じて意外だったのですが、見事にハマっていました。煉獄さんより猗窩座のイメージに寄せた、剣術より武闘って感じの音楽だと思いますが、それも良かった。猗窩座の石田彰さんの声しかり、意外性に説得力がプラスされると、新しい感覚を得られるというか、より興味深く感じられました。エンディングの「炎」も映画の感動を更に盛り上げ、かつ余韻に浸らせてくれる文句なしの主題歌でした。
《あまり良くないような気がしたところ》
・原作ファン以外に不親切。
この劇場版はあくまで「鬼滅の刃」というジャンルの一端で、完全にアニメ版の続きであり、また原作に忠実なので、純粋に2時間で完結する「映画」を観に来た人には内容が薄く感じられたり、前半の独白や説明の多さにだれたり、また突然現れた猗窩座についていけなかったりすると思う。星4.5なのはそのためです。ただ原作ファンからすると、2時間映画として面白くする為に原作にない不必要なエピソードを入れられたり、また端折られたりする方がよっぽど興醒めするので、映画単体としての纏まりよりも、原作に忠実にすることを優先してくれてありがたかった。(そして多分、映画を見てハマらなかった人は、原作を読んでもやはり楽しめないと思います。ストーリーも台詞もほぼ全く同じなので)
けれども映画単体で完結してない作品が日本の興収歴代1位を取ると「映画とは…」という疑問が出てくるので、鬼滅ファンでありながらも千と千尋の記録は抜かないで欲しいなあ、という気持ち。
・ギャグシーンに関しては原作の方が面白い。
大体の漫画のアニメ化でそうな気もするけれど、原作独特の笑いのテンポ感が再現されてないような気がする。原作読んでてクスッとするシーンは多々あるけれど映画館で一回も笑いませんでした。
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一番好きな煉獄さんの話が、こんなに何もかもハイクオリティで映像化されたこと、本当にufotableさんに感謝しかありません。ハマらない人はハマらないだろうけど、原作も元は人を選ぶと言われていた作品でした。原作に忠実でいてくれてありがとう。
良くも悪くもジャンプ作品
原作もアニメも見ていません。
上映時間の都合と友人が希望したため鑑賞しました。
登場人物のすべてにスピンオフが期待できる素晴らしい作品。
キャラクターも設定も独創的で面白いと思います。
ただ、台詞や思考がわかりやすく「ありがちだなぁ」という印象でした。
ジャンプの作品っぽい。
残酷なシーンが多いのに子供たちに人気の理由はそこにあるのかな?
私自身が想定外の伏線回収が好きで、単純な物語が好きではないので、意外性がなかった部分が少し物足りなかったです。
あと、いつまで引っ張るつもりなのでしょうか?
ドラゴンボールみたいに「最強」の「最強」の「最強」を越える敵と味方が永遠に続いていってしまうと、この素敵な作品が味のないガムになりそうで心配です。
個人的にはギャグのシーンが凄く面白くて、声を出して笑ってしまいました。
インセプション列車編
アニメシリーズ26話から続く物語。
本編はアマゾンプライム会員であれば視聴可能。
鬼により行方不明者が続出していた無限列車を調査するため
鬼殺隊の柱の一人、煉獄杏寿郎と共に行動する竈門炭治郎と仲間たち。
アニメ26話目で究極のパワハラ会議と揶揄された下弦の鬼たちの中、
唯一残された下弦の壱・魘夢(えんむ)との戦いを描く。
少年ジャンプ連載時にはそこまで社会現象になっていないレベルの
良作漫画だったのが、ufotableによるアニメ化で爆発的にヒット。
女性子供を巻き込んでの大人気ぶりに本年度の映画興行収入をトップで走り抜ける。
アニメスタジオのufotableに興味を示したのであれば
Fate/Zero、Fate劇場版を是非視聴していただきたいところ。
キャラクター描写や設定もわかりやすいですし、
理想の上司と言われたフリーザを超えるキャラがまさに煉獄さんに台頭されそうな映画。
アニメーション技術の素晴らしさも相まって「アニメは子供が見るもの」
なんて未だに言う方はいないと思いますが是非、劇場で。
そして来年1月公開のシン・エヴァが本年度の鬼滅を超えるかどうか気になりますね。
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