劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のレビュー・感想・評価
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原作に忠実だからなに?
映像はよかった。さすがユーフォーテーブル。
「列車」ってものが映画向きだし、夢を介した無意識のシーンでそれぞれのキャラクターを掘り下げてみせたところからも無限列車編は映画でやるべきなのだとおもった。
しかし結局アニメ。映画としては無理ある。
原作に忠実なあまりほとんどセリフで説明されてて冷めるし、全編通して同じ曲を変調したものでしつこい。夢で攻撃する鬼が死に際、敵をほめちぎって消えていくのも寒いし、ラストはふらっと現れたチンピラに初対面の先輩殺されてお涙ちょうだいは白ける。
「鬼」が生物として上位なことをアピールしてくるのであれば、人間は死ぬからこそ次の世代に知恵や意志を引き継いで成長していく尊さがあるというところまで一本の作品でもっていってくれないと、アニメシリーズの真ん中みせられただけで、映画の意味ない。
全集中で観ている映画ファンほどしんどい作品だった。
良質な映画に出会えた(必死に生きている人たちに観てほしい)
私、漫画は読んだことはありません。
コロナ禍でアニメを観て、一気にハマり、年が明けてようやく映画を観れました。
何といえばよいだろう・・・。悲しいとか、悔しいとか、そういう単純なものではない。
確かに泣いたが、もっと深く、儚く、汚い表現だが膿みのような涙が出た。
私、35歳の男。まだまだ若造だが、それなりに辛い思いもしてきた。
私は「主人公だけが光っている、都合の良い映画」は嫌いだ。
ただ、この作品はどのキャラもひとつ筋が通っている。(味方側も相手側も)
キャラクター各々の言動が妙に突き刺さる。この先もずっとこの物語を見届けたい。
因みに、私が涙したのは
・夢の世界の家族に背を向けて走り出す炭治郎
・煉獄さんの死、直後の伊之助の言葉
男泣きに泣いた
男泣きに泣いてしまいました。私は50代なのですが不思議と少年ジャンプマンガに縁が薄く、今回の『鬼滅の刃』鑑賞は完全にネットやマスコミによる情報のゆえでした。
50代の私ですら「人間の生命は地球より重い」のような戦後教育を受けて育ち、私の同世代でも高い教育を受けながら「おれは死にたくない、だから戦争反対。死にたい人間はさっさと戦場に行け」のような、じつに軽薄で軟弱な思想に甘んじています。
マンガに学ぶということは一見、じつに幼稚なように見えますが、己の生命を賭して守らねばならぬ価値がある、あるいはほとんど勝ち目のない戦闘に敢えて赴かねばならないという主張は、とくに日本では社会全体から抹殺されて、かろうじてフィクションのなかに生きながらえ、逆にその存在感をましたのではないでしょうか。
「強いものは、弱いものを守る、それが当然の責務」というキャラクターの強いメッセージは、現代にも生き続けるナラティブ(説話)として強烈に響いています。
もちろん『鬼滅の刃』の個々のエピソードを見れば、本当に新しいものはないかも知れません。そのような正義感は『宇宙戦艦ヤマト』の時代からあるのだろうとはおもいます。
しかしながら、この国難の時代にあって家族間の価値、同胞の価値が綺麗事ではなく、血を流して勝ち得るものだというメッセージがあらためて国民にもたらされたことに大きな意義を感じます。
他の諸賢の方々がおっしゃっていることだとは思いますが、最初から商業的な大成功を狙った作品であれば、このような鮮烈な輝きをもつ作品にはならなかったことでしょう。
色々言いたいけど、結局最後、涙した。
原作をまだ半分しか見てない私が、この映画を観た感想です。
【好きな所】
◎劇場版4DXで観ました。煉獄さんの剣には突風が吹き、炭治郎の水の呼吸で実際に顔に水飛沫がかかったり、これはもう単純に、臨場感凄くて楽しかった。
◎炭治郎、煉獄さんの真っ直ぐな情熱と言葉には、ボーッと観てた私でも熱く心動かされるものがあった。
そしてあまり知らなかった煉獄さんをあっという間に好きになり、最後の展開には少し泣けた。
【好きじゃない所】
✖️夢から醒める時に何度も行われる自決が大嫌い。子供には何度も観てほしくない。あと相変わらず残忍なシーン多い。
✖️夢を武器にする鬼の悲しきバックボーンは何処に?これが鬼滅の良さ?だったような気もするが、映画のこいつはただただ悪い奴?
✖️上弦の鬼、唐突な登場。
なんか時間伸ばしか、煉獄さんの見せ場作り?の如く唐突で、??となってしまった。
と書きましたが、結局最後には泣かされてますので、トータルでは面白い映画だった、という事だった思います。
まぁ残忍なシーンはもう少しどうにか表現を変えて欲しいですね。好きでは無いです。
また漫画を最後まで読んだら感想も違うかも知れません。しかし大きな映画館、もしくは4DXは楽しかったので、おススメします!
原作ファン向き
映像が綺麗
煉獄杏寿郎という唐突感
アニメ全話、今後どうなるかを掻い摘んで知ってる程度でした。
TVシリーズでも少ししか登場しなかった煉獄さんに映画で全てを持っていかれました。
ぼろぼろ泣きながらEDを迎え喪失感は消えず繰り返し煉獄さん観たさに通っています。
炭治郎以外は初対面(炭治郎も一度しか会っていないし話しすらしていません)の煉獄さんに炭治郎達がなぜあんなに感情を大きく揺さぶられるのか違和感に思う意見がありました。
しかし炭治郎達の背景を知っていると唐突感は無くなります。
煉獄さんは炭次郎達にとって上司でもありますが頼れる兄のような感情も持っていたのではと思いました。
炭治郎は父親が他界し一家の大黒柱として中学生の年齢以前から家計を支えている長男です。善逸と伊之助も家族はおらず鬼殺隊に入るまでは一人ぼっちでした。日常から自然と年上に頼ることが出来ない環境を余儀なくされています。
極限の中15、6歳の少年達にとって20歳の煉獄さんは憧れだけでなく兄のような感情を抱いても不思議でないです。
何も出来ずただ見ていることしか出来なかったのは本当に悔しいだろうと観客側が思うのですから本人達はそれ以上でしょう。
煉獄さんの信念と言葉は今後炭治郎達の成長に大きな影響を及ぼしていくのは想像に難くなく。
映像美もですがアニメーションの場面に合わせて作曲されたBGMも大変素晴らしいです。
続編も楽しみにしています。
舐めてはいませんでしたが
期待はずれ
コミックス6巻まで読んでから行きましょう。
これはファンの為の映画です。
キャラクターに感情移入している状態で行くと楽しめるけど、逆だったら全くわからない映画。ストーリーも途中から始まって、途中で終わるし。知らない家族とかを連れて行かない様に。可哀想です。
でも映像が素晴らしく、煉獄さんはカッコいい。
バンドワゴン効果(みんな観てるから!)でヒットしたのだと思います。ファンが支えている。
興行成績で「千と千尋」と比べるなんて頓珍漢な話。ヒットの理由がそもそも違うし、単体で見る映画じゃありません。僕はコミックス読んでから行ったので結構楽しめたし、炭治郎の回想シーンで泣けたけど、知らない人にはそれは無理です。
ファンなら、他の方が書いている様に絶対お勧めの映画ですけどね。
思いが 人を動かす
テレビアニメを 2~3回見たが、途中にギャグ動作が入るのが嫌い。興味がもてないままです。
映画は、作画が素晴らしいという評が気になり、映画館の特典ポイントで観賞です。
さて。
このところ『父親に認められない事で ふて腐れる息子』という話を 度々見ており、男児の母としては 勘弁してくれよ~ と、情けない気持ちになるばかりだった。
そのため、杏寿郎くんの強さは 久しぶりに心地よかった。
本当なら、父に褒められたいだろうに、弟の前で 兄として耐える姿も、長女育ちの自分には グッとくる。
そして、母親の『私欲ではなく、人のために』の言葉。あれは、励ましと共に、呪いにもなる言葉だ。
押し潰されることなく、真っ直ぐに強いままであった杏寿郎くんに 涙してしまう。
それと等しくグッときた場面。
炭治郎が、夢の中で 家族に責められた後、目覚めた彼の台詞。
『俺の家族は 俺にあんな事は言わない。侮辱するな』
愛されて育った者の強さだ。自信の現れ。
同時に、家出息子は 私をどう思っているのだろうか? と、脳裏をよぎった。
ずいぶん ほったらかしで育てちゃったからなぁぁぁ ……… (^_^;)
炭治郎の母とは大違いです。親として欠けてることを ズバリと突かれた。💥
《おまけ》
善逸くんの出番が少なく寂しかったです。ハダカ猪くんは苦手なキャラクターでしたが、ちょっと惚れた。格好よかったです。
曲の世界観が統一出来ればもっと最高!
何度見ても泣ける
まあまあ
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