劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のレビュー・感想・評価
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この作品はアニメの方が断然面白くて原作とは別物。このアニメを作った人が凄いんだと思った。
『鬼滅の刃』が面白いというので、原作漫画の方を読んでみたけど、面白い方の漫画だとは思ったけど、特別面白いかというとそうでもなかった。
『ワンピース』も『ドラゴンボール』も『進撃の巨人』も途中で脱落しているので、こんなものかな?と思っていた。
でも映画を見るの前にアニメ版をフジテレビで放送していたので見てみたら、印象が変わった。
この作品はアニメの方が断然面白くて、原作とは別物。
このアニメを作った人が凄いんだと思った。
アニメから火が付いたらしいけど、納得した。
アニメだとストーリーは同じでも表現方法が変わってくる。
絵も似せてはいるけど、多少変わってくるし、色がついて、音も、動きもつくから違う作品みたいになってる。
何よりも必殺技の表現方法が凄くて、段違いにかっこよくなっていた。
たぶん王道バトル漫画のアニメを作り慣れてる人達なんだろうけど、その人達のテクニックが入って、中途半端な王道バトル漫画を完璧な王道バトルアニメに作り替えてしまっている。
あと内容的には、世界観は現代に近い近代で、日本刀で戦うということで『銀魂』、ストーリー的には、矢で刺されるとスタンドが現れる『ジョジョの奇妙な冒険』みたいな感じで、人気漫画の要素をうまくとりいれている。
それから作者が女性というのもすごく大きいような気がする。
男性だったらまず書かないようなキャラや台詞がいっぱいで、おっさん的には違和感しかないんだけど、それが女性にうけているのかな?と思った。
違和感はあるけど、アニメは完璧な王道バトルものになっているし、必殺技がやたらかっこいいからあまり気にならず、許せてしまう。
逆に言えば、男性が王道の少女漫画書いても中途半端なものしか書けないけど、アニメ作る人が修正して、完璧な王道ものにしたので、男性も女性も楽しめる王道少女漫画アニメになったような感じ。
それに加えて、主題歌がアニメファン以外にも通用するような名曲だったのも、ブレイクを加速したような気がする。
不特定多数の人にうけるためには、とにかくわかりやすさが大事だと思うので、主題歌が名曲というのはすごく強い。
うまくいけば、内容などなくても、うまく曲と絡めてPVのようなものを作ればそれだけで売れると思う。
今回の『無限列車編』はテレビアニメの延長線上で、映画だからといってさらに面白くなっているかというとそうでもないと思うし、他のエピソードの方が好きな人の方が多いと思う。
でも個人的にはここが一番好きだったので、映画化してくれてよかったと思うし、面白かった。
走っている列車で戦うところが、スピード感があっていいし、アニメになるとそれがさらに増していた。
列車も鉄道博物館にあるようなSLで、雰囲気があって、それが動くので鉄道博物館でSLに実際に乗っているような気分になれたのもよかった。
この映画の主人公といってもいい鬼殺隊の柱煉獄さんも、ここで本格的に登場して、ここで死んでしまうキャラで、他の柱は出てこないので一番目立っていて、必殺技も含めてかっこよさが半端ないし、ここで完結する感じが映画化に向いていると思った。
LiSAのテーマ曲の『炎』って煉獄さんのことだったのか?とこの映画見て初めて気づいた。
『無限列車編』がこれだけ成功すると、また違うエピソードを映画化するのかな?
でも一番好きなところが終わったので、次回作は見にいかないかも?
再生不可能な人間だかこそ
この時点では、完全にブームに乗り遅れて、何とか今更ですが、退院してすぐの妻と一緒に伊那市の旭座さんで観てきました。
ブレイク前、深夜帯で放映されている頃、娘と妻が夢中で観ていたときも
ブームが始まって、映画が大ヒットした時も、正直進んで観ようという気持ちにはならなかった。
でも、Amazon primeで、何話かを妻の誘いで観て、何となく26話を全部観て、よーやく本シリーズの面白さを味わえた。
当初、単純な鬼退治のアニメだと思ったけど、
鬼にも彼らなりの事情があり、死ぬ時の断末魔に何とも言えぬ切なさが残ること。
炭治郎が努力に努力を重ね、呼吸やカタを自分のものにしていく成長物語なのだか、
まだまだ、敵も味方も凄い奴がいるって
いうその先の広がりみたいなものがあることなどが魅力なんだろうなと感じた。
そして、満を持しての映画版。
鬼も鬼殺隊もさらにスケールアップ!
無限列車の中で、すぐに鬼との戦いシーンが起きるが、
「これが全編だと面白いけど、ちょっとキツイかな」なんて、、杞憂だった。
そんな展開?
まるで「インセプションやないかい!」
そうか、そうだったんだよな、
炭治郎があれほど一途に修行をし、自分を強くしようとするわけが
あれほど、禰󠄀豆子を守るために必死なのかを、あの「インセプション」で思い出させてくれた。
そう、物語の起点、炭治郎の旅の悲しき出発点を、、
少し自信はないけど、テレビ版の26話ではそんなに頻繁に家族全員が居るシーンを回想していない気がするんだけど、
この映画版のあの夢のシーンのために取っておいたのなら、凄いことだな!
夢の中の家族を断ち切って、鬼に挑もうとする炭治郎に最初の😢
そして、もう一人、夢の中で、過去の哀しい出来事と対峙しているひとがいる。
本作のもう一人の主役、煉獄杏寿郎。
彼もまだ家族を背に、過去を抱えながら今を懸命に生きているのだ。
無限列車そのものが、、、
このイメージの壮大さ、手強さ!
それに立ち向かう、煉獄チームの連帯!
杏寿郎の仕切りの巧さ!
自分は支えに回り、鬼本体との対峙は、
若き炭治郎と伊之助に任せる采配の妙!
さあ、これで終わりかと思いきや、
本作はもう一つの対決に移っていく。
ヒトVS鬼。
煉獄杏寿郎と猗窩座の壮絶な戦い!
鬼ながらも、この猗窩座とキャラクターの魅力的なことか!
あの煉獄杏寿郎への誘い。
乗っちゃうよな、だって再生可能なんだもん、
再生できない生身であることの弱さ、脆さからヒトは逃れられない。柱になっていても、、
今回、役としてもっとも成長しているのが、
伊之助と善逸だと思う。
正直、テレビ版で2人が出てくる場面はおちゃらけが過ぎて、乗れなかったが、
今回は、キャラクターとしての成長がきちんと描けて、
ちゃんと、炭治郎と3人という次世代を担う仲間になっていたと思った。
ラストの伊之助のリアクションに、
もちろん、その前の出来事に、2度目の😭
劇場の音響の影響か、僕の耳の老化か、
絶叫セリフがやや聞き取りにくかった点、
列車内の人間が背景としてしか描かれず、
よって杏寿郎たちの命がけの行動があまり伝わり難かった点、
など、マイナスもあるけれど、
煉獄さんの言葉を借りると、
1人として死なせない!
あれから、8ヶ月。テレビ放映をまた妻と観て涙しているオヤジです。
不完全燃焼
私はアニメ、声優にあんまり興味がありません。
鬼滅の刃の原作、ネトフリ(去年の冬にイッキ見)両方とも鑑賞しました。ネトフリアニメの19話は完成度が高く感動して涙し、今後の続編に可能性を感じさせられる作品でした。
そんな折、鬼滅の刃 続編 劇場版 ということで公開1ヶ月後に劇場まで足を運び、そして今再び、ネトフリで反芻しました。
劇場初見時、炎柱登場から切手血鬼術発動発覚後の4人の夢の部分を映画的にするには改編ナシ(圧縮)では映画としてはキツいな(「シャイニング」キング版を観ているような感じ)と感じました。同時に原作に忠実なんだろうなと感じましたが、後からネトフリ再編版を見て、最初から映画に(圧縮)する気がなかったということがわかりました。
アクションもあんまり興味がないので初見時は朦朧としてしまいました。
メインの3人や炎柱らに既視感があり(炎柱母含む)、人物の造形が物足りないように感じました。先祖代々そうだったから、母に言われてきたからという理由で鬼殺隊に入る
まではキッカケとしてはあるかもしれませんが、「弱きを助け強きを挫く」という大義を掲げるキャラであるならば、捕捉的にそのキッカケを描く必要があるのかもしれないというかあるらしいですね観てないですが。脚の運びに捻りや演出、作画やアクションがあっても、どこかでみたような人物たちのどっかでみた筋、つまり予定調和モノのように感じました。
煉獄杏寿郎に惚れました!
アニメも漫画も見ずに鬼滅の刃で一番最初に見たのがこの無限列車編。これで鬼滅の刃にどハマりしてしまいました。
特に煉獄さんがカッコ良すぎてやばい!
責任というところから生きている姿に共感して、一気に大好きになり。ハマりました。
仕事や人生にも生きる言葉や内容になっているところが大好きで、見ているだけで学びが一杯の作品です。
オメメの汁で飯を喰う作品
観たら負けた気がするので、今まで避けていました、正直。
で、プライムでタダで観ることができたので、じゃあ暇つぶし程度にと思い。
やはり暇つぶし程度の薄っぺらい中身と感じました。
なにがクールジャパンなら、
鬼滅が描いとる映画は何を売っちょるの、お涙頂戴じゃないの。
いうなりゃ、あれらはオメメの汁で飯喰うとるんで。
むごすぎる
炭治郎にどこまで背負わせれば気が済むのか。
一家惨殺に合い、家族を失い、助けられなかった自分を責め、鬼になった妹の立場と命を守り、生きることだけでも体力と精神力を奮い立たせている15歳だというのに。更には戦闘。
無限列車編は鬼の質も悪すぎる。家族が全員生きていた幸せな夢を見させておきながら、それを自ら斬って現実に戻ってこなければいけない炭治郎。
脚本は正気なのか?
そして、こうして大切な存在を奪われた気持ちの集まりこそ、戦争や異民族に対する無条件の嫌悪意識を産んでしまう、戦争を助長・正当化するような話にどうしても見えてしまう。
鬼と共存派も柱の中にはいるものの、戦時中の竹槍対B29の日本同様、鬼から狙われたらもう最期、生き残る術などないのが不公平極まりない。
それでも迷いなき煉獄さん。特攻隊の、1番大切な命を犠牲にしてしまう倫理観と同じよ。
特攻隊は軽さゆえ飛べたがそれは命を守るという概念で作られず何も積んでいないから。実物を見ても鉄板と椅子のみの丸腰。対策されてから全く勝てなくなったが、その精神が理解できない価値観で怖いと、アメリカからは恐れられていた。
柱は戦略を変えなければならない。
そこに美意識を感じてしまう限り、日本人は組織で団結して見せて個人の能力や自己犠牲頼りの組織であり続けてしまう。
普天間にしろ、我慢が美徳でないのに耐えてしまった結果、出てるでしょ。
15歳の子にこんなに背負わせる話が良しとされてはならないと子を持つ親としてどうしても感じてしまった。
戦闘で首や身体の部位が飛び散る描写も、子供も見る作品としてあってはならないと感じてしまう。
視覚だけでなく精神的にもむごい作品。
寂しさ悲しみを、許せないという怒りに変えて鬼狩りにぶつけて、犠牲者達をこれ以上生まないために勤しむ柱達。悲しくてならない。
勧善懲悪の話は必要だし、海外にはあまりない、心の機微が描いてあり深みがあるのはとても良い。でもここまで悲しくさせることないって。
そして、悪い鬼なら殺して良いのか、子供も見てしまう作品なのだから、立ち止まって考えさせる1クッションが欲しい。我が子には見せられない。
悲惨さの中でも諦めず、同じ悲しみの連鎖を生まないために頑張れる柱達の苦悩と強さを大人は理解ができるからこそはまるのだろうが、子供達には派手な戦闘と暴力的直接的な殺害シーンばかり脳裏に焼き付いて終わってしまう。その記憶が大人になった時どこかで、憎い感情を覚えた時の言動ベースになる可能性も秘めていると思うと恐ろしい。
灰汁のある作品だが感動できる作品
それぞれのキャラクタの作品が立っている。作品中で成長していく三人組はそれぞれ炭治郎を除いて明確な欠点をもっており、対して煉獄は変わってはいるが信念が完全に固まっておりゆらぎ無く彼が三人を導くことになんの違和感もない。
何が見どころかといえば、煉獄と炭治郎の動きだ。煉獄はゆらぎない信念で三人を導く。その生き様はほれぼれし、胸が熱くなるものでもある。対して炭治郎は力はまだ弱いが、今回の事件を解決する糸を最初に見つけ、煉獄さえもできなかったことを成し遂げている。その理由は、煉獄のインパクトに負けており、主人公=視聴者の代弁者的な立ち位置であるために見えにくいが、炭治郎には真実を見抜く嗅覚と煉獄に負けない家族愛があるからだ。
今作で面白い場面は四つある。一つは呼吸法。呼吸法はこの作品が一貫して扱う一つのシステムであるのだが、実際の現実において呼吸法はストレス社会で精神や健康のために瞑想やヨガとともに勧められるものだ。スポーツやダイビングの世界でもやられているものであるが。ジョジョという作品においてもあったが、今作品の人気によってまた一般社会に知られる言葉となった。この作品から実際の呼吸法を知り行う人が増えたのならば、それはまたこの作品の世界への貢献として良いものがあるだろう(そんなあいまいな一般論をここで言う意味はあまりないと思うが)。2つ目は敵の技が、実際のスピリチュアルなシステムに近似する可能性があること。スピリチュアルなシステムを作品の中に盛り込むものは多いが、自然に描けているものは少ない。そして、今作の多くの時間を割いて行われる夢の中での攻防が、実際に行われれいると私が信じている、アストラル界での攻防に近似している可能性を感じたことだ。3つ目は、炭治郎が夢の中で自意識を蘇らせるきっかけとなった、夢の中での父親の助言、湖面に写った自分を叱咤する自分の顔である。守護霊が夢の中に現れたと考えればよいかもしれない。4つ目はそれぞれのキャラクタの核の描写だ。これについてはリアリティがあるのか何も感想を述べることはできないが、炭治郎の美しい核の描写が印象に残る。
敵と戦う系の漫画、エンタメ作品を見たがらない人は一定数いると思う。血なまぐさいのは駄目だという人や、感動モノ、恋愛ものしか見ないという人等。そういう人にこの場を持っておすすめしたいのは、敵を自分の中のエゴとして内面化して見ること、作品全体を自分の中の葛藤を暗示するものとして見ることだ。そうすれば、全てが学びとなる。
今作で一番心を動かされる場面は煉獄が自分より強い鬼と相対する場面だ。最後までブレず自分を貫く姿には心を打たれずにいられない。
灰汁と私が書いた所は、7割以上が炭治郎に対するものであるが、自分の心境を語る言葉の数が多すぎて説明過多と感じるかもしれない部分があることと、コメディ要素が強くですぎている部分があるかもしれないということだ。こういう部分は作品の味ではあるが、新参者が見た時になんだこれは?と思わせる危険性があると思う。
最後に、魘夢という鬼(敵を眠らせる奴)が負けた時に自分の心境を述懐する場面は、敵を邪悪なものとして描いて切り捨てる多くのバトルもの作品と趣を異とするものであり、面白く感じた。
評判に違わない名作!演出やキャラクターに心を燃やしたくなること間違いなし!
ブログや友人からの口コミであまりに評判が良かったので視聴。そして前評判通り、非常に面白い映画!作品のクオリティはもちろん、自分が大事にしたい生き方や価値観を考えるきっかけにもなりました。誰しもが「心を燃やす」生き方がしたいと感じさせる名作だと思います。
納得!
話題の映画、でもマンガも読んでいないし、アニメも見てきないので敬遠していたが、今回フジテレビでの放映にともない、過去作全ての特番もあったのでこれを機にまとめて鑑賞。
人気に納得❗️面白い。今更大人が観ても、、、と思ったが、おばさんが観ても充分楽しめました。笑えるところもあり、感動する場面あり、子供から大人まで夢中になるのがわかりました。キャラクターも豊富で、その辺りもよく出来ています。
煉獄さんのお母さんの言葉、強く生まれた者は弱いものを助け、守るのです。素晴らしいお母さんですね。
「心を燃やせ」 - ド直球少年マンガ!
先日の地上波での放送を視聴。
無限列車の十二鬼月との闘いでは、炭治郎の健気さと一歩も引かない根性に「THE 少年マンガ!!!」の主人公を感じた。
「俺の家族を侮辱するな!!!」で目頭が熱くなる。
まっすぐに家族を誇れるっていいですね!
煉獄さんと猗窩座との闘いは、原作をまったく知らなかった自分にとっては超急展開。
「えっ…!!!煉獄さん…!!!」って少し置いていかれる気持ちになりますが、その後のアツい展開にどんどん引き込まれて、そんなの関係なくなります。
自分の生きる意味とは?
果たす責務とは?
何に自分は心を燃やして、命を使っているのかを考えさせられる映画でした。
久しぶりのド直球少年マンガ、最高です。
ひとつ言うのであれば、これは映画館で見るべきだった…!!!!
CMが入ることすらもったいないくらい、いい映画でした。
これが話題の映画・・・
アニメでは全部観終わっていましたが、映画館版は観る暇がなく、先日のテレビで初めて無限列車編を観ました。
正直言って、これがあの話題をかっさらった映画なの?という感想です。
子ども向けなので仕方がないのかな。
必死に泣かそうとしてくる映画
原作未読、テレビシリーズは全て観たうえで映画館で一度鑑賞。
テレビ放送されたので再度鑑賞しての感想です。
映像が綺麗、キャストがしっかりしているのは他にもたくさんの方が書いている通り。そこに異論はありません。
ただ、一本の映画としてはどうなんだろう…
一つは「死」の捉え方。家族の死と再びの別れ、そして煉獄さんの死を泣かせポイントとして必死に泣かせようという演出を盛り込んで来ます。「泣け!おい泣けるだろほら泣け!」と詰め寄って来る印象。
はっきり言って安直。そもそも鬼の存在で死がありふれた世界観において、大した出演機会の無いキャラクターの死で皆さんよく泣けるなと…
ほとんどこの映画が初登場のような煉獄という人物。戦闘ものの作品で、戦うことを生業とするキャラクターが敗れて命を落とすという展開。 その戦いに必然性は無く、ふらっと現れた猗窩座と戦い、刺し違えてでも倒そうとするも及ばず… はっきり言って虚しさしか残りませんでした。
これに対し、「200人の乗客は誰も死ななかった」から偉いと。
これが名探偵コナンなら200人を救った価値は大きいのですが、残念ながらこの世界は鬼滅の刃。日常的に鬼が人を食っている世界。死の重さが全然違う。
構成にも違和感が残ります。
タイトルの「無限列車」で、魘夢との戦いがメインと思わせておいて、結局そのあとの戦いがメイン? 原作に縛られているのかもしれませんが、1本の映画としては構成が中途半端。前述の虚しさと合わせて、後味が悪い…
これはあえてなのかもしれませんが、触手等のCGが安っぽく、絵と異質過ぎて不自然。絵とCGのハイブリッドな表現等、技術的にはもっと凝ったことができたはずが、安上がりな異質感の表現に逃げたように感じました。
総じて、鬼滅の刃が好きで仕方ない人、映画をあまり観ない人にだけウケる映画なのだと思います。ただ、今のご時世その母数自体が膨大であるためヒットしたということなのでしょう。
ほんとに国民的アニメ…?
ここまで国民的アニメになっているので、自分も一応観ておかねば…と思ってアニメを観たが、無駄にグロい描写と全く感情移入できないのが辛くて13話でギブアップした。
そして今回は地上波で映画をやるということで、「もしかしたら映画はいいのかもしれない」と思い視聴したが、、、やっぱりダメだ。
涙無しでは見れない、と言っていた友達の気持ちが分からない。
煉獄さん、確かにいい人だなとは思うけど、主人公達との関係性薄すぎて。
強いな、凄いな、とは思えど涙は全く出ませんでした。
映画始まってから煉獄さんと仲良くなる描写も無いし、気づけば闘ってばかり。
家族とのシーン挟めば泣けるって思ってるのか?
これじゃ感情移入する訳がない。
むしろ何故泣けるんだ。
ちょいちょい入れてくるギャグシーンも苦手。
アニメの時から思っていたが、ギャグを入れるタイミングのセンスが悪い気がする。
コミカル要素を無理矢理入れてる感がすごい。
煉獄さんが死んだ直後にコミカル描写いる?
ちゃんと悲しみに浸らせて欲しかった。
まあどっちにしろそんなに悲しくなれなかったけど…
あとアニメの時から思ってたが、全体的に説明くさい。
闘ってる時の炭治郎、プロの実況者か?
情熱的な性格のわりに客観的すぎるし、自分が死にそうな時に人のこと考える余裕なんて絶対無いだろうし、リアリティが欠けすぎてる。
物語に入り込もうとしてるのに、炭治郎のセリフでスっと冷める。
夢見せる鬼も思ったより簡単に負けちゃうし。
あの無駄に長い捨て台詞、いる?
「もしかして、本当はこの鬼も元々は優しい人間だったりしたのかな?」って泣かせに来るのを期待してたけど、裏切られた。なんもなかった。
肝心の煉獄さんも、終盤で急に現れた新キャラの鬼に殺されちゃうなんて 意味わからない。
しかも鬼逃がすんかい。
全てが中途半端。
鬼滅ファンの皆さんには申し訳ないが、鬼滅の面白さはやっぱり分からないな、と再認識した映画だった。
LiSAさんの主題歌「炎」は良かった。
あの曲で映画が救われていたのでは?
遅ばせながら
ブームになったアニメをようやく見始めている。分かりやすいテーマ、勇気・友情・仲間といったジャンプの特徴を網羅して、子供たちだけでなく大人も熱狂するのも分かる気がする。
おそらく動画化されてさらに成功した部類の作品だと思う。画像の美しさと動画ならではのスピード・躍動感がそれ。本作もTVアニメ版で捉えたファンを劇場まで運ばせ、満足させられる出来だと思う。大スクリーンを想定したダイナミックな映像と音楽はよく計算されている。
ブツブツのTV放送でなく、きちんと観るともっといいかな。
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