劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のレビュー・感想・評価
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原作の世界観を尊重しつつ上位互換したアニメ映画
アニメ化前からの原作ファンです。特に無限列車編は思い入れがありましたが、最高のクオリティで映像化されたことに感動しました。
ストーリーは原作に忠実なので、話の内容云々ではなく、漫画のアニメ映画化としてどうなのか、という視点でレビューを書きます。
《良かったところ》
・アニメーションの美しさと躍動感は圧巻。
作画は常に安定していて背景などの描き込みやCGもすごい。文句なしの映像美。アクションシーンのカメラワークや動静の間の取り方もセンスがあり緊張感が持続する、飽きさせない演出。またキャラクターたちのポージングがいちいち格好良い。映画で印象に残っている画や構図と同じシーンの原作を見返してみても、全然違う、もしくは原作に存在していないので驚く。一枚一枚の画を格好良く魅せることへのufotableのこだわりを感じました。
・声優陣、特に鬼二人の演技が素晴らしい。
猗窩座に関しては、石田彰さんの声はイメージと違ったのですが、演技がうますぎて観ているうちにどんどん説得力が出てきて、イメージ通りをぶつけられるよりも更に良かったです。要所要所で本当にこれ以上ないってくらいの感情表現がされてました。魘夢の平川大輔さんも、独白が多いぶん単調な演技だと相当飽きそうな難しい役ですが、演技のうまさでカバーしてました。「強制昏倒睡眠・眼」という技を出す時、こんなわけのわからない言いづらそうな技名なのに、声色、抑揚ともに魘夢のミステリアスさがよく表れていて驚きました。
・作中曲もエンディングも良い。
特に煉獄さんvs 猗窩座では、個人的にはアニメ映画っぽくないBGMと感じて意外だったのですが、見事にハマっていました。煉獄さんより猗窩座のイメージに寄せた、剣術より武闘って感じの音楽だと思いますが、それも良かった。猗窩座の石田彰さんの声しかり、意外性に説得力がプラスされると、新しい感覚を得られるというか、より興味深く感じられました。エンディングの「炎」も映画の感動を更に盛り上げ、かつ余韻に浸らせてくれる文句なしの主題歌でした。
《あまり良くないような気がしたところ》
・原作ファン以外に不親切。
この劇場版はあくまで「鬼滅の刃」というジャンルの一端で、完全にアニメ版の続きであり、また原作に忠実なので、純粋に2時間で完結する「映画」を観に来た人には内容が薄く感じられたり、前半の独白や説明の多さにだれたり、また突然現れた猗窩座についていけなかったりすると思う。星4.5なのはそのためです。ただ原作ファンからすると、2時間映画として面白くする為に原作にない不必要なエピソードを入れられたり、また端折られたりする方がよっぽど興醒めするので、映画単体としての纏まりよりも、原作に忠実にすることを優先してくれてありがたかった。(そして多分、映画を見てハマらなかった人は、原作を読んでもやはり楽しめないと思います。ストーリーも台詞もほぼ全く同じなので)
けれども映画単体で完結してない作品が日本の興収歴代1位を取ると「映画とは…」という疑問が出てくるので、鬼滅ファンでありながらも千と千尋の記録は抜かないで欲しいなあ、という気持ち。
・ギャグシーンに関しては原作の方が面白い。
大体の漫画のアニメ化でそうな気もするけれど、原作独特の笑いのテンポ感が再現されてないような気がする。原作読んでてクスッとするシーンは多々あるけれど映画館で一回も笑いませんでした。
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一番好きな煉獄さんの話が、こんなに何もかもハイクオリティで映像化されたこと、本当にufotableさんに感謝しかありません。ハマらない人はハマらないだろうけど、原作も元は人を選ぶと言われていた作品でした。原作に忠実でいてくれてありがとう。
うーん、映画作品としての評価は、星0かも…
原作未読(週刊誌をさらっと読んでいた程度)/アニメ視聴済みです。
作品自体は面白いなと思っている程度のファンです。
おそらく原作の一部を抜き取っただけなので、映画の1つの作品として観るにはストーリーの完成度が低いように感じます。
お金をかけて作ったOVAという内容。全く何の説明も無ければ脈絡もないまま始まり終わる。映画だけ観たら理解できない作品になってしまっています。この内容ならTVアニメの続きでやればよかったでは?
1つの映画作品としてまとまっていないので、何とも中途半端です。よくある映画オリジナルのサイドストーリーの方が(面白くなかったとしても)まだマシだったと思います。
原作ファンは嫌がる人も多いと思いますが…
あと、原作通りとは言え「死」を演出として安直に涙を誘うのはどうかと。醒めてしまいます。
夢の中で自害して覚醒というのもよくある設定ですが、演出含め酷すぎて観るに耐えません。自害を胆力で済ませる感覚に疑問を持ちますし、設定を変えないなら説得力のある演出にして欲しかったです。(PG12でいいの?)
星ひとつ分は、アニメーションの綺麗さと声優さんの良さです。
話はわからなかったけど泣けた、という人が居るのも声優さんの演技が上手いからかもしれません。
お金をかけて映画を作るなら、もっと丁寧に物語を構成してTVアニメや原作を知らなくても楽しめるようにしてください。
これはOVAでファンに向けてやって欲しい内容です。
良くも悪くもジャンプ作品
原作もアニメも見ていません。
上映時間の都合と友人が希望したため鑑賞しました。
登場人物のすべてにスピンオフが期待できる素晴らしい作品。
キャラクターも設定も独創的で面白いと思います。
ただ、台詞や思考がわかりやすく「ありがちだなぁ」という印象でした。
ジャンプの作品っぽい。
残酷なシーンが多いのに子供たちに人気の理由はそこにあるのかな?
私自身が想定外の伏線回収が好きで、単純な物語が好きではないので、意外性がなかった部分が少し物足りなかったです。
あと、いつまで引っ張るつもりなのでしょうか?
ドラゴンボールみたいに「最強」の「最強」の「最強」を越える敵と味方が永遠に続いていってしまうと、この素敵な作品が味のないガムになりそうで心配です。
個人的にはギャグのシーンが凄く面白くて、声を出して笑ってしまいました。
インセプション列車編
アニメシリーズ26話から続く物語。
本編はアマゾンプライム会員であれば視聴可能。
鬼により行方不明者が続出していた無限列車を調査するため
鬼殺隊の柱の一人、煉獄杏寿郎と共に行動する竈門炭治郎と仲間たち。
アニメ26話目で究極のパワハラ会議と揶揄された下弦の鬼たちの中、
唯一残された下弦の壱・魘夢(えんむ)との戦いを描く。
少年ジャンプ連載時にはそこまで社会現象になっていないレベルの
良作漫画だったのが、ufotableによるアニメ化で爆発的にヒット。
女性子供を巻き込んでの大人気ぶりに本年度の映画興行収入をトップで走り抜ける。
アニメスタジオのufotableに興味を示したのであれば
Fate/Zero、Fate劇場版を是非視聴していただきたいところ。
キャラクター描写や設定もわかりやすいですし、
理想の上司と言われたフリーザを超えるキャラがまさに煉獄さんに台頭されそうな映画。
アニメーション技術の素晴らしさも相まって「アニメは子供が見るもの」
なんて未だに言う方はいないと思いますが是非、劇場で。
そして来年1月公開のシン・エヴァが本年度の鬼滅を超えるかどうか気になりますね。
面白いけど‥
単行本、アニメみました。
そして今回の映画。
旦那がどハマりしたので観て見ましたが
面白い要素はわかるけど
個人的にはヒットせず…
涙する程では無かったですが、
映像や音はすごく良くて
久々にいいものを観た!って感じです。
色々突っ込みたいところはありますが
1番気になったのは
煉獄の死を鎹鴉が柱や親方様に伝えたとき。
親方様は
寂しくはない。煉獄達がいる黄泉の国へもうすぐ私も行くから。
的な事を言っていました。
最初の映画の始まりのシーンでは
私の代でこの戦いを終わらせたい
と言っていたのに、最後のシーンでは自分はもうすぐ死んで煉獄に会えると、もちろん死期を悟っているからの言葉なのでしょうが、生きることを諦めているようにもとれる言葉に、最後の最後まで足掻き、柱としての責務を果たそうとした煉獄に対して失礼だなと感じてしまいました。
素晴らしい提案をしよう。絶対見てほしいです。
全てにおいてクオリティーが高く、声優陣の演技力の高さに映画にどんどん引き込まれていきます。
映画終盤では我慢が出来ず涙が、、、
鬼滅の刃をもっと好きになるそんな作品でした。
煉獄さんがカッコ良い
アニメ26話視聴→漫画22巻まで一周読んだ程度
まず最初のお墓参りのシーン、木々が揺れているところからはじまるが、そこのアニメーションの綺麗さにまず驚いた。普段そこまでアニメを見てないだけなのかもしれんが。
見る前からバトルシーンの迫力に結構期待していたが、割と始めの方の、炎の呼吸一の型の演出からも、後半の煉獄vsアカザへのいっき期待が高まった。
映画全体としては前半は主人公炭治郎vs下弦の一、後半は主人公煉獄さんvsあかざ、といった感じの印象。
前半は少し退屈なところが多かったけど、各キャラクターの印象がなんとなくでも掴めるようになっていて、全くアニメを見てこなかった人にとっては必要なパートなのかなと思う。
炭治郎が夢の中で家族の元を離れるシーンからは炭治郎の家族愛がすごく伝わってきた。
後半は楽しめた。鬼の体を手に入れ老いることのない体で強くあり続けるアカザと、限られた人生の中で弱き者を守る、誰も死なせないという責務を全うする煉獄さん。「鬼になれ」「ならない」と言い合いながらの戦いはその価値観のぶつかり合いだったと思う。結果煉獄さんは死んでしまったけど、ただカッコいいキャラが死んで悲しい、というわけでなく、煉獄さんは自分の責務を果たした、煉獄さんは自分のやるべきことを貫いたということが、それ以上の意味を持っていたと思う。
個人的には、前半の夢のシーンで煉獄さんの回想多めとかにして2時間丸々煉獄さんが主人公の様な作りにして欲しかったと思うぐらい煉獄さんがカッコよかった。
ただ、今後も続いていくことを考えると難しいのだと思うし、物語の途中をくり抜いて映画にしたにしてはよくまとまっていたと思う。
続きも楽しみ
鬼滅最高!
笑いあり涙あり!
戦闘シーンも迫力があり感動する所もあって良かった!
LiSAさんの主題歌も映画の話と合ってて最高!
鬼滅好きな人には是非見てもらいたい作品!
鬼滅を知らない人でも楽しめる作品!
なお原作を知ってるともっと楽しめる(^^)
特に最後の煉獄さんから炭治郎に伝える言葉のシーンはボロ泣き😭
煉獄さんカッコよすぎです!
風景の描写も繊細で綺麗だった!
鬼滅の刃のセリフは一つ一つ意味があって考えさせられる。
ホント泣ける。音楽最高
先週に続いて2回目。1回目は原作を追う形で全体を観て、今回はセリフ1つ動き1つを観逃さないように頑張った。初めの「無限」列車のところと猗窩座の登場シーンの音楽に鳥肌たった。煉獄さんとお母さんの抱擁シーンはホントに涙きた。煉獄さんの目がウルッてなるとこ、たまらん‼️若干20歳の煉獄さんが命をかけて闘うこの回はホントに1番好きなところ。娘に勧められた50代のおばさんがのめり込む位だから、鬼滅を名ばかりでよく知らないっていう人達には、取り敢えず凄いブームだから行ってみようかなってだけでも観て欲しい。絶対胸が熱くなるから。LISAの歌は絶対映画観てから聴くべきと思う。
【”どんなに打ちひしがれようとも、人間は何度でも立ち上がって闘う・・。” ”物凄い勢いで”鬼”から映画館を救おうとしているこの映画には感謝しかない・・。”】
■感想
・鬼殺隊最強の剣士、<柱>の一人である煉獄杏寿郎と上弦の参の鬼、”猗窩座”との決戦の際、
”鬼になれ! 人間は老いる・・。傷も直ぐには癒えないぞ!”
と、”猗窩座”から、何度も誘われる中、”煉獄杏寿郎”の返す言葉が心に響く。
”人間だから、老いるのだ!”
-老いることを肯定し、限られた短き人生を懸命に生きようとする”人間愛”に溢れた言葉である。
そして、随所で語られる”人間の尊厳とは・・”という崇高なテーマの問いに対する答えの様にも聞こえるセリフの数々。ー
ー逃避した闇の夢の中で生きるより、降り注ぐ太陽の光の下、人間の誇りを持って生きる事の大切さを描いた作品でもある。ー
・資料によると、このシリーズの世界観は大変に大きく、今作はその極一部だとの事である。
(そんなことも知らなかった・・)
ラスト近く、涙を浮かべた烏が、鬼殺隊らしき人々に”哀しき伝え”をするシーンを見ると、まだまだ<柱>の方はいらっしゃるようだし、
(重ねて、そんなことも知らなかった・・)
今作の主人公である竃門炭治郎の成長物語でもあるようだし、この後も、新たなるシリーズ作を期待したい・・。-
■蛇足
平日の最終回に鑑賞した。
流石に、小さな子どもさんは居なかったが、あの時間帯としては、驚異的な人数であった。
幸せな光景であった・・。
あのような風景を夜半に見るのは、何年ぶりであろうか・・。
作品内容の素晴らしさと共に、厳しい状況が続く映画業界に微かな光を感じた瞬間でもあった・・。
アニメから映画まで一気見しました。
原作のアニメ化がとても苦手ですが、鬼滅の刃はとにかく映像が良いので好きです。
なので映像だけ考えたら星5ですが、原作を読んでないので映画用の話なのか分からないけれど、下記がピンとこなかったです。
・煉獄とのシーンがもっとないと思い入れが全然もてない…なのに3人が号泣してるシーン。
とても良いキャラだからもっとストーリー欲しかった。
・煉獄の父親との関係性とかバックストーリーが中途半端で出すなら出す、出さないなら出さないとしてほしい。(原作通りならごめんなさい)
・鬼の魘夢が想像以上にあっという間に死ぬところ(2時間の間に煉獄との再度の出会いから大ボスレベルの鬼を2匹から煉獄との別れまでいれるのはそりゃストーリー薄くなるなと思った、もったいない…)
・魘夢が死ぬ間際にするキャラ説明全然必要ないなと思いました。
アニメはめちゃくちゃ良かったので、映画用に細かいところは簡素化してるのかもなので原作を読もうと思います!
熱い!ド直球の熱演。
元々好きで観に行こうと思っていたらなんかすごい大バケしてますね。
あまりに売れると興が削がれるけれどもやはり好きなので仕事終わりにレイトショーしてきた。
戦いのシーンの描写が好きだったんですよね。水の型!
今回は煉獄さんの炎の型が多かったですが、ガーッと燃え上がるような効果がかっこいいですね。
炭次郎の昔の映像はいつ見ても辛い。弟達や妹達が泣きながらお兄ちゃんっていうだけで、涙腺が爆発しそうになる。ねづこも、可愛い。
今のねづこも、可愛い。箱から出てきてテケテケ歩くのがもう超可愛い。鬼なのに。
彼の精神世界には涙出ました。
心の熱さ、強さ、純粋さみたいなものが現実の彼らの強さを支えているのかなと思いました。
伊之助のはもはや怖いけどw(松岡さんが彼は猪に育てられたので、人間の感情情緒愛情的なものを受け止め方がわからないって言ってたのを聞いてなるほどね、そういうことかと思いました。)
しかしこれ結構ネタバレがネットにすごくて、自分も見る前にだから大ヒット作は厄介なんだよね。。。TVの紹介でも出し過ぎなのはキライなので観ないようにしてます。
感動しました
テレビの再放送から見始めて
知識は少なかったけど
映画館で観て感動しました。
煉獄さんも映画で初めて
存在を知ったのに
男気が素晴らしいです。
初日は混むから公開3日目の早朝と
翌週平日のレイトショー
2回観ました。
映画の後に続き気になり
コミック全巻買い
ジャンプストアで電子版で最終回まで読破
素晴らしい作品でした。
原作を読破後に11月になってから
3回目乗車しましたが、
やはり煉獄さんと母上のシーンでは感動。
ただ、原作読んだら猗窩座の印象変わりました。
12/12
5回目乗車しました。
内容知っていても
やはり煉獄さん今日は勝つかな?
って期待しちゃいますね。
カラスの涙もジーンときます。
【鑑賞履歴】
10/18 TOHOシネマズ
10/22 TOHOシネマズ
11/15 イオンシネマ
11/28 TOHOシネマズ
12/12 イオンシネマ
素晴らしい、素晴らしい、ただそれに尽きる。 「参りました」ただそれ...
素晴らしい、素晴らしい、ただそれに尽きる。
「参りました」ただそれに尽きる。
石田彰、この人本当にすごいですね。
石田彰というだけで見に行く人も増えるんじゃないのか。
自分はそれもあって見に行きました。身震いがしました。
石田彰だけでも値打ちがあると思います。
日野聡、素晴らしい。この人の演技はなぜこんなにも心を打つのか。
言葉一つ一つに音の魂が乗っている気がします。まさに感嘆。
この二人の死闘に全てを持っていかれた感じがある。
もちろん、その前の炭治郎と下弦の壱魘夢との戦いも見ごたえがあった。
この二つの戦いが、痺れた。見物だった。自分はただただ参った。
自分はアニメに詳しくないのですが一体どのようにこれを作っているのか、気になった。技術なのか、人の手で書いているのか、あまり詳しくないのだけどこれ、
アニメーションで表現出来る素晴らしい技術にただただ感服いたしました。
感服、脱帽、敬服、それしか浮かばない。
スタッフと声優の熱量に、ただただ敬服いたします。
好敵手、とでも言うのか。あかざと煉獄杏寿郎 、いやそんな生易しい関係性ではないのか。なんか自分は見ててこの二人の関係性がとても気になりました。
ただの敵同士ではない。特にあかざは煉獄杏寿郎 に対して物凄く敬意を示している。それがとても印象に残りました。
「もうそれ以上やればお前も死ぬぞ!!」
「お前も鬼になれ、杏寿郎 !!一緒に戦おう!!」
あかざは始めから終いまで煉獄杏寿郎に戦いをやめるように留まるように忠告しますが 煉獄杏寿郎はそれを聞きません。
その煉獄杏寿郎の眩暈がするぐらいの気高さにある一種の頑固さも見えました。
私なら、あかざに誘われたら鬼になるかもしれない。そんな心の弱さもあります。
煉獄杏寿郎はそれを断った。この潔さ。柱としての覚悟をみる。
しかし仲間が戦いの旅路の途中で死ぬのはどうして、こんなに悲しいのか。私も今まで色々なアニメを見てきて登場人物の死を何度も見てきましたが、
毎回思うのがどんな物語の架空の人物であったとしてもそれは悲しい。
もちろん、炭治郎の家族の死も悲しいのですがなんていうのかこのアニメや漫画における物語上の展開で共に今まで過ごしてきた仲間が戦いによって死んでいく、
というお決まりのよくある展開なのですが、どの漫画においてもつらい。毎回身を斬られるような痛みを伴います。
不思議なもので紙の上の人物で創作の人物であり人の手によって書かれた架空の人物なのですがそれでもやはりその人物の死というのは本当につらい。悲しい。
見ている者を打ちのめす。私は小学生の時にふしぎ遊戯という漫画の柳宿という人物が亡くなった時に同じ思いをしました。
人が死ぬということ。それは身近な人の死だけではなく、創作物の世界の人物であっても、同じようにつらくまた悲しい経験になるということを知りました。
鬼滅の刃は子供も見ています。小学生の子たちも非常に多い。
その子たちもまた私がふしぎ遊戯で学んだ時と同じように煉獄杏寿郎の死を通して「人が死ぬ」ということを実感し経験していくのだと思います。
そしてその煉獄杏寿郎を死に追いやった人物である猗窩座というのもまた、我々にとって深く記憶に残る人物なのです。
被害者と加害者、と言う風に見てしまいがちですがこの猗窩座にも人だった時代がある。この猗窩座にも人の優しさがかつてはあった。猗窩座もまた被害者であったと、そういうのを知るとまた見方も変わります。人は不思議なものです。
善悪など誰にも計れないのかもしれません。
人の心というものは簡単に奈落の底に落ちます。炭治郎も例外ではない。
炭治郎も家族を殺された意識が別の方向に向けばあっという間に鬼の仲間になることと思います。それは私たちも同じだと思います。
私たちの心の中に鬼はいつもいます。それを生かすも殺すも自分自身なのかと思います。
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