劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のレビュー・感想・評価
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正統して非常に良くできた作品です。
もはや社会現象と言って良い鬼滅ブーム。
アニメも漫画もランキングを独占するくらい売れてしまうくらいのコンテンツ。
それを前提にして作られた作品。
映像、声優陣には文句なし!
すんばらしい出来です。
ストーリーも無意味にテレビの回想入れない作りも良かった。
その意味での正統さ。
漫画もテレビも見ているよね?という事を前提なので初見なら少し戸惑うかも。
それが-0.5点の理由。
でもまあ、2時間短かったと感じる良い映画でした。
日本崩壊の予兆を象徴する現象かも
初日は混み合いそうなので、数日置いてから観に行きました。
それでも最近ではありえないほど多くの観客が入っていたので、人気の高さが分かります。
初日から1日40回以上の上映を行った新宿東宝を初めとして、近くの映画館でも今までありえないほどの上映回数でスケジュールを組んでいて、公開前から必ず多くの観客が入るのがほぼ確定していたのが凄いですね。
さて、肝心の映画の感想はどうかと言いますと・・・
娯楽作品としては非常に良く出来ているし、アニメーションとしての質も高く、声優さん達の力の入れ具合がまた素晴らしく、作り手達の努力が強く感じられる作品と感じました。
しかしながら、どうしてこの映画が大ヒットしているのか、それは全く感じられない内容でした。
特に心に響くほどの感動は無く、作者が本当に伝えたいもの自体、実は何も無くて、ただ単に少年ジャンプの秀逸な商業マーケティング戦略が大成功して生まれた社会現象が何よりも先行しているのだと感じました。
つまり、まんまとしてやられた大衆洗脳であって、そこに真の感動などあるはずが無いんです。
このような中身の薄い映画が記録的な大ヒットになっている事実を考えると、日本が崩壊する予兆を示す一つの象徴にもなりそうで、暗鬱な気持ちにさせられます。
ハッキリ言って、この映画を親しい友人にすすめるかと言えば、答えはノー。
これまで多くの名作映画に魅了させられましたが、この映画はそのレベルにも至らない。
コロナ禍で大赤字の映画館にとっては、素晴らしい救世主かと思いますが、それがこの映画だとは、正直言って残念と言わざるを得ません。
それでも娯楽作品としては楽しめますし、キャラクターの絵は可愛らしくて好きですし、悪くはないんですが、肝心のストーリーや内容が、自分が好きな多くの映画の範疇からは外れるので、ちょっと厳しいですが、あえて低評価にしてみました。
絶対漫画見た方がいいまたはアニメ 少しでもこの世界がわからないときついです
原作を知らずに観て誤解で泣けず。
原作未読、アニメは観ました。
アニメの続きが映画だと聞いて、アニメの最後数話を直前に見てから映画を観に行きました。
事前に、絶対泣くよ、と言われてタオルを握りしめてIMAX2Dで観始めました。
ん?別の映画の予告かな?と思わせるほどの実写に近い高野山みたいなシーンから始まっておおお、と引き込まれ…
おお、ホントにアニメの最終シーンから繋がってるんだ、観といてよかった!の無限列車シーン。腹に響く蒸気機関車の汽笛、動輪と線路の軋む音、一気に映画に入り込みました。
一番好きなシーンは善逸がねずこを助けるシーン。
もう興奮しすぎてヤバイ状態でした。
残念だったのは、ラストシーン。
原作を知らないため、伊之助がポカしてアカザの腕を斬ったんだと思ってしまい、
なんで?
なんで斬ったの?
逃げるってわかってるでしょ!
とぐるぐる考えてしまって炭治郎が「逃げるな!」って叫ぶシーンも「イヤ、斬らなければ逃げてないでしょ!」とツッこみを思ってしまい、煉獄さんが死んでいくシーンも、「なんで逃したんだ…伊之助はもしかして鬼側の回し者とかいう展開?」←原作知らないから(ノ_<)アチャーとか考えてしまい、泣くシーンで泣けず…
終わってか、伊之助が斬ったんじゃないと教えてもらい、もったいなかった、それならちゃんと煉獄さんの最後のシーンで感情移入できたのに!
持ってきたタオルをぐしょぐしょにすることができたのに!………思い違いで残念なレビューになってしまいました。
あと、煉獄さんのこと切れるシーンで、無音になった瞬間に「これも夢なんでしょ?」「シッ(親)」と無邪気な子供の声が聞こえてきて、「え?そうなの?」と惑わされ…
やっぱり原作知らずにアニメ映画は…と反省しました。
全体的にはスピード感あって良かったです。
煉獄さーーーーん!!!!(涙 orz
いやー....素晴らしかったです。
正直、魘夢を倒すところまでは「まぁまぁのできだなー」という感じでした。
如何せん原作を全て読んでいるので展開がわかってしまい、ufotable独特
の美しい戦闘作画のみに見惚れていました。
しかし、そこからの猗窩座戦。
初めての上弦の鬼との戦闘で、興奮が止まりませんでした。
想像以上に猗窩座がカッコよく、そして美しく激しい戦闘。
展開を知っていても十分楽しめるクオリティでした。
煉獄 vs 猗窩座の戦闘シーンだけもう一度観たいです。
煉獄さんのために。※二回目はまた違った感じに感動※
2020/10/17
鬼滅の刃の盛り上がりポイントとしたら今回の煉獄さんとあとはラストバトル、vs無惨かなと個人的に思ってます。
そして今回の監督さんやスタッフさんもおそらく同じ思いだと思っており、しっかりとラストの煉獄さんのバトル、見せ場に向けて物語構成を作り込んでいる気がします。
そこは流石!と思いました。
アニメのキャスティングから制作陣の、この作品は絶対に失敗が許されない!という本気度が伝わってきます。
今回の映画もその思いが伝わってきました。
正直前半は少し物語の進み方としてはゆっくりな感じ。中弛みじゃないけど、そこまで過激なバトルシーンなどもないので少しぼーっとしちゃうかも。
ただラストの上弦vs煉獄さんの戦いは圧巻。
鳥肌物でした。
あのバトルシーン、煉獄さんの勇姿をもう一度見たいがためにもう一度足を運んでいると人も少なくないはず。
あの迫力は是非ともスクリーンで味わってほしい。
2020/10/31
二度目の鑑賞。二度目も泣きましたが、泣きポイントは煉獄さんバトルの終盤、炭治郎が上弦を追いかけるシーン。この台詞にやられました…
そして最後、煉獄さんの死の間際、意識朦朧の中での母親シーン。
鑑賞一回目は物語に引き込まれる感じ。二回目は内容も頭に入ってる分余裕をもって観れるから、逆に上記のシーンでうるっときてしまいました。
二回観るのおすすめです!
柱の力
なにも知らなくても
結末がわかっていても号泣!矢継ぎ早の死闘に目が離せない!
アニメからハマり、原作を予め全て読んでいたが、スクリーンから繰り出される映像美や男と男のぶつかり合いに終始目が離せなかった。
とにかく煉獄さんが熱い!!
この人の事を何度好きになればいいのかと思うくらいに最期まで熱くそして優しく強い男だった。
そして、炭治郎やその仲間達に感情移入してしまい、号泣してしまった。
結末がわかっているのに、どうしてここまで心が熱くなり、涙が止まらなかったのか。
それは、声優の迫真の演技や、映画に関わった全てのスタッフの熱がこもっているからだろう。
原作で描かれている戦闘シーンも勿論興奮するが、それを色彩豊かに映像化し、迫力のある音楽や声を吹き替えする事でより細かな戦闘の描写が伝わり、より興奮した。
ここまでのスタッフの力を見せつけられてしまっては、この先の怒涛のストーリーを早く映像で見たくて仕方が無い。
特に柱達の「呼吸」がどのように映像化されるのかが楽しみで楽しみで。
とにかく、本当に面白かったし、次の話をアニメでも映画でも何でもいいから早く見たい!と思える程にハイクオリティな作品だった。
最後に、煉獄杏寿郎よ永遠に。。。
映画としての魅力は…?
原作は未読。アニメも最初は何話か観た程度。鬼滅ファンというわけではないが、一映画ファンとして、これだけ話題になっているので、乗り遅れない為に鑑賞。レイトショーにも関わらず、満員だったのは驚き。
最初の風景や無限列車な機関車の描写は、大変リアリティもあり、美しく「オッ、これは」と思わせた。しかし、ストーリーが始まると、普段のテレビアニメ通りの描写で映画としての動きや背景は、ピクサーやディズニーには敵わない。
声優陣は声を張り上げて、精一杯、頑張っていたことは伝わりました。でも、やはりここでも、正義を振りかざした説明的な台詞が続き、特に最後の錬獄の言葉においては、最たるもの。確かに素晴らしい言葉を連ねてはいるが、今ひとつ心に刺さってこなかった。
決して、面白くないわけではないが、期待し過ぎた分、途中、途中に入る中途半端なギャグも、せっかくの作品のシリアスさを打ち消してしまい、あくまで子供向けの感じは否めなかった。
原作の一部を切り取ったストーリーであるため、原作を知らない者には、起承転結を考えた、一本の映画作品として引き込まれる要素は薄かった。でも、最後にはすすり泣く声も聞こえたので、鬼滅ファンにしたら、きっと胸を打たれる作品になったことでしょう。
コロナ渦で、洋画が全く上映されず、映画館への足が遠のいている今、本作が起爆剤となって、映画館にまた、人が戻ってきたのは、映画ファンとして大変嬉しいことです。
どうして?
原作の世界観を尊重しつつ上位互換したアニメ映画
アニメ化前からの原作ファンです。特に無限列車編は思い入れがありましたが、最高のクオリティで映像化されたことに感動しました。
ストーリーは原作に忠実なので、話の内容云々ではなく、漫画のアニメ映画化としてどうなのか、という視点でレビューを書きます。
《良かったところ》
・アニメーションの美しさと躍動感は圧巻。
作画は常に安定していて背景などの描き込みやCGもすごい。文句なしの映像美。アクションシーンのカメラワークや動静の間の取り方もセンスがあり緊張感が持続する、飽きさせない演出。またキャラクターたちのポージングがいちいち格好良い。映画で印象に残っている画や構図と同じシーンの原作を見返してみても、全然違う、もしくは原作に存在していないので驚く。一枚一枚の画を格好良く魅せることへのufotableのこだわりを感じました。
・声優陣、特に鬼二人の演技が素晴らしい。
猗窩座に関しては、石田彰さんの声はイメージと違ったのですが、演技がうますぎて観ているうちにどんどん説得力が出てきて、イメージ通りをぶつけられるよりも更に良かったです。要所要所で本当にこれ以上ないってくらいの感情表現がされてました。魘夢の平川大輔さんも、独白が多いぶん単調な演技だと相当飽きそうな難しい役ですが、演技のうまさでカバーしてました。「強制昏倒睡眠・眼」という技を出す時、こんなわけのわからない言いづらそうな技名なのに、声色、抑揚ともに魘夢のミステリアスさがよく表れていて驚きました。
・作中曲もエンディングも良い。
特に煉獄さんvs 猗窩座では、個人的にはアニメ映画っぽくないBGMと感じて意外だったのですが、見事にハマっていました。煉獄さんより猗窩座のイメージに寄せた、剣術より武闘って感じの音楽だと思いますが、それも良かった。猗窩座の石田彰さんの声しかり、意外性に説得力がプラスされると、新しい感覚を得られるというか、より興味深く感じられました。エンディングの「炎」も映画の感動を更に盛り上げ、かつ余韻に浸らせてくれる文句なしの主題歌でした。
《あまり良くないような気がしたところ》
・原作ファン以外に不親切。
この劇場版はあくまで「鬼滅の刃」というジャンルの一端で、完全にアニメ版の続きであり、また原作に忠実なので、純粋に2時間で完結する「映画」を観に来た人には内容が薄く感じられたり、前半の独白や説明の多さにだれたり、また突然現れた猗窩座についていけなかったりすると思う。星4.5なのはそのためです。ただ原作ファンからすると、2時間映画として面白くする為に原作にない不必要なエピソードを入れられたり、また端折られたりする方がよっぽど興醒めするので、映画単体としての纏まりよりも、原作に忠実にすることを優先してくれてありがたかった。(そして多分、映画を見てハマらなかった人は、原作を読んでもやはり楽しめないと思います。ストーリーも台詞もほぼ全く同じなので)
けれども映画単体で完結してない作品が日本の興収歴代1位を取ると「映画とは…」という疑問が出てくるので、鬼滅ファンでありながらも千と千尋の記録は抜かないで欲しいなあ、という気持ち。
・ギャグシーンに関しては原作の方が面白い。
大体の漫画のアニメ化でそうな気もするけれど、原作独特の笑いのテンポ感が再現されてないような気がする。原作読んでてクスッとするシーンは多々あるけれど映画館で一回も笑いませんでした。
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一番好きな煉獄さんの話が、こんなに何もかもハイクオリティで映像化されたこと、本当にufotableさんに感謝しかありません。ハマらない人はハマらないだろうけど、原作も元は人を選ぶと言われていた作品でした。原作に忠実でいてくれてありがとう。
うーん、映画作品としての評価は、星0かも…
原作未読(週刊誌をさらっと読んでいた程度)/アニメ視聴済みです。
作品自体は面白いなと思っている程度のファンです。
おそらく原作の一部を抜き取っただけなので、映画の1つの作品として観るにはストーリーの完成度が低いように感じます。
お金をかけて作ったOVAという内容。全く何の説明も無ければ脈絡もないまま始まり終わる。映画だけ観たら理解できない作品になってしまっています。この内容ならTVアニメの続きでやればよかったでは?
1つの映画作品としてまとまっていないので、何とも中途半端です。よくある映画オリジナルのサイドストーリーの方が(面白くなかったとしても)まだマシだったと思います。
原作ファンは嫌がる人も多いと思いますが…
あと、原作通りとは言え「死」を演出として安直に涙を誘うのはどうかと。醒めてしまいます。
夢の中で自害して覚醒というのもよくある設定ですが、演出含め酷すぎて観るに耐えません。自害を胆力で済ませる感覚に疑問を持ちますし、設定を変えないなら説得力のある演出にして欲しかったです。(PG12でいいの?)
星ひとつ分は、アニメーションの綺麗さと声優さんの良さです。
話はわからなかったけど泣けた、という人が居るのも声優さんの演技が上手いからかもしれません。
お金をかけて映画を作るなら、もっと丁寧に物語を構成してTVアニメや原作を知らなくても楽しめるようにしてください。
これはOVAでファンに向けてやって欲しい内容です。
良くも悪くもジャンプ作品
原作もアニメも見ていません。
上映時間の都合と友人が希望したため鑑賞しました。
登場人物のすべてにスピンオフが期待できる素晴らしい作品。
キャラクターも設定も独創的で面白いと思います。
ただ、台詞や思考がわかりやすく「ありがちだなぁ」という印象でした。
ジャンプの作品っぽい。
残酷なシーンが多いのに子供たちに人気の理由はそこにあるのかな?
私自身が想定外の伏線回収が好きで、単純な物語が好きではないので、意外性がなかった部分が少し物足りなかったです。
あと、いつまで引っ張るつもりなのでしょうか?
ドラゴンボールみたいに「最強」の「最強」の「最強」を越える敵と味方が永遠に続いていってしまうと、この素敵な作品が味のないガムになりそうで心配です。
個人的にはギャグのシーンが凄く面白くて、声を出して笑ってしまいました。
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