「無意識領域の描き分け、美しい映像…!!」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 おもちまろ。さんの映画レビュー(感想・評価)
無意識領域の描き分け、美しい映像…!!
公開当時何度も映画館に足を運び、アニメ版も観たし漫画も暗記するほど読んだけど、「遊郭編そして刀鍛冶の里へ」を劇場で観る前にもう一度鑑賞。
映像がすごい。
TVアニメも綺麗な映像で驚いたけど、映画館のスクリーンとなると格別。
通常のスクリーンは綺麗な映像を、4DXはアトラクションとして飽きずに楽しめました!
この先ネタバレ含みます。
私の推しは我妻善逸です。
漫画を全巻読んだ中で、彼の最も好きなシーンと言っても過言で無いのが無意識領域の我妻善逸。
映画だと触れられませんでしたが漫画だと
「無意識領域はその人間の核となる部分。普通は無意識領域には人は居ないが、我の強いものには稀に人間が現れる。」
というような補足があります。
「無意識領域に何で人がいるのよ!」というセリフがありましたが、伊之助と善逸の無意識領域には本人が居たのは2人の我が強いから。
伊之助は野生的な、善逸は暗く鬱々とした、2人の核となる性格なのだろうと言うのが垣間見えるシーンで大好きです。
映画ではこの2人のシーンがあっさり終わってしまってしょんぼり。
無意識領域についての補足のナレーションが欲しかった…。
鬼滅ってナレーション説明が無いからこの補足を織り込むの難しかったのかな😢
伊之助は野生的な珍獣のような無意識領域なのは想像がついてフフッとなりますが、善逸の無意識領域は真っ暗。
漫画だと善逸の無意識領域に入った子が「真っ暗で何も見えない…!息苦しい!身体中に墨汁を塗りたくられてるようだ…」というセリフがあります。
「真っ暗」だけじゃ伝わらない、もっと重い感情が伝わる台詞で大切だと思ってたから、せめてこのセリフだけは入れて欲しかった…!!
コミカルな描写で笑っちゃうシーンだけど、善逸の心の闇が深さが分かるシーンなんだよなぁ…。
伊之助の野生的に我の我の強い無意識領域。
善逸の真っ暗で息苦しい重く我の強い無意識領域。
煉獄さんの熱く燃え上がる無意識領域。
炭治郎の澄み切った広く美しい無意識領域。
みんなの心の奥底。
みんな違ってみんな良い。
炭治郎の澄み切った広く美しい無意識領域は、怖いほど綺麗。
我の強さで現れる人間ではなく優しさの化身の小人がいる無意識。
心の底から根っからの良い奴で、こんな綺麗すぎる心を持つ炭治郎だから嫌味なく真っ直ぐ正義の刃を振るうことが出来るんだ…と漫画を読んだ時も泣いたけど、これが映像になると伝えきれない美しさがあります。
大画面で言葉ではなく目で炭治郎の美しい心を体感できる。
…と、無意識領域が好きすぎるのでこの辺で語るのは辞めておきます笑
無意識領域が好き過ぎるので⭐︎スコア少しだけマイナス🙇♀️
本当は満点で良いくらい素敵なんだけど、無意識領域好きすぎて…!
もう少しだけ説明して欲しかった!!
これは漫画のおまけページに描いてあったのですが、「無意識領域の善逸…ムツオさん感がスゴイ!(筋肉少女帯のムツオさんは名曲です)」と吾峠呼世晴先生も言っております笑
八つ墓村、大好きなのでヒャー♡ってなりました笑
筋肉少女帯のムツオさん聴いたこと無かったので聴きましたが聴いてから無意識領域の善逸のシーンを観るとこの歌が頭をよぎります…!笑