「少年漫画アニメの映画作品としては満点と言わざるを得ないが、、」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 ごんたさんの映画レビュー(感想・評価)
少年漫画アニメの映画作品としては満点と言わざるを得ないが、、
IMAXで観てきました。原作未読。アニメは全話鑑賞済み。
作画と音楽が素晴らしい。この点に関して批判する人はほとんどいないでしょう。アニメシリーズ以上の映画のクオリティーにちゃんと仕上げてありました。
個人的にこのアニメの中で生理的に大嫌いな善逸のギャグ演技(アニメ鑑賞時も全て早送り)も最小限に抑えられていたので、ノイズにならずお話に集中できました。
炭治郎と伊之助の共闘シーン、そしてクライマックスの煉獄さんには、ど真ん中世代でない自分も胸が熱くなりました。
ただ、一方で社会現象とは怖いものだな、と思いました。
なるほど良質なアニメ映画作品だが、歴代興行収入1位を塗り替えるほどの内容か?と問われればNOだと思います。というか通常ならば20位とかにも入ってこないはずです。歴代順位の中で少年漫画アニメの映画作品を見渡せば、コナンの46位、52位、あとONE PIECEの98位くらいしかありません。
まぁそれらの作品に比べたら鬼滅の方がはるかにレベルが高かったのでそれは別にいいのですが、何が言いたいかというと、鬼滅以上に素晴らしい作品が、今までもこれからもプロモーションに恵まれず、陽の目を浴びず失敗していくことの残念さを、今回のモンスター社会現象を通じて改めて痛感した次第です。
コメントする