「心を燃やせ」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 SUZUKI TOMONORIさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5心を燃やせ

2020年11月8日
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目立っていませんが映画のキャッチコピーは
「心を燃やせ」です。
その通りの展開です。映画のリアリティーを削ぐシーンもあるのですが、所謂ジェットコースタームービーとして良くできてます。
畳み掛ける展開で炭治郎を、猪之助を、れんごくさんを、応援せざるを得ません。
これ鬼の定義と違うよなあと皆思うでしょうが、そんなのはジェットコースターは即座に振り払い突っ走ります。
強い魅力あるヴィランとしての鬼なのです。
そこで出てくる?何でもっと早く出ないの?なんてのも置き去りで突っ走るのです。
これは「無限列車」を映画に持ってきたことも功を奏したと言えます。というか、最初から狙い通りでしょう。
そして、この凄いジェットコースタームービーは熱気と狂気でこころを燃やすところまで一気に行き着きます。
ここは素直にジェットコースターである無限列車に乗るのがお薦めです。

追記
自分が一番ぐっと来たのは、
「おれの家族をばかにするな。俺の家族がそんなこと言うわけがないだろう!」
のところです。鬼の思索が全くの逆効果になったところでした。
竈門くんを見誤ってるよね。当然の反応をした竈門くんが格好良かったね。

SUZUKI TOMONORI