「子ども連れで行く人へのレビュー」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 黒糖さんの映画レビュー(感想・評価)
子ども連れで行く人へのレビュー
映画館で、ざっくりあらすじを履修した状態で観て来て、非常に楽しく拝見しました。
面白い所は、詳しい人が素晴らしいレビューを沢山書いてますので12歳以下の子どもについて。
子どもは小学校低学年〜中学生くらいが多く、何人かついでに連れて来られた幼児って感じでした。
隣が7つくらいのお姉ちゃんと4つくらいの弟さんでしたが、お姉ちゃんの方は集中して観てました。
隣の坊やや、聞こえた子どものリアクションを見るに、男子の人気は主人公の炭次郎、
視点や言動に共感できるのは、無邪気な猪之助って感じなのかなと。
そして、最期の遺言のシーンでは、
隣の坊やは照れたのか退屈したのか、始終落ち着かない感じでバタバタしてたので
親が泣きに行く場合、幼児は置いていくか、2周目で泣くかが良いのかもなと思いました。
あと、泣く子はいなかったけれど、中座する子は結構居たので、
長丁場でトイレに行きたくなる事を想定して、端の席が安心かも知れません。
個人的に、観た後に子どもに指導・助言が必要そうな所は:
・炭治郎が、夢から覚める為に自分の首を掻き切る際、夢と現実の区別が付かなくなり、実際に死にそうになる場面
・悪夢の中で、血塗れの親や兄弟たちに「お前のせいだ」と酷く責められる場面
の二つは、大人でも夢と現実があやふやになるような作り込みをしていたので、
現実と妄想の境が曖昧な年頃の幼児には、夢というのを強調した方が良いかもなと思いました。
多分、幼い子どもでも、首を落としたり刺されたりするシーンは理解できると思うけれど
家族に裏切られるとか、人間は自分で死ぬことができる…しかも夢の中ならそれで目が覚めるとか。
そういうシーンは家庭環境でも、ふとした時に再現されやすいので、後からジワジワと効いてくる可能性もあるのではと思いました。
あと、はっきりと死に様は描かれてませんが、幼い子どもを残して母親が死んだと分かるシーンがあるので、
母親への依存が強めの子は、しばらく甘えたになる事もあるかもしれません。
そんな時は、邪険にしないで甘やかしてあげてくださいね。