「原作ファンの視点からも…」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 Yanoさんの映画レビュー(感想・評価)
原作ファンの視点からも…
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本誌連載時からの『鬼滅の刃』大ファンです。
ストーリーは原作7巻〜8巻の内容で、アニメの続きとなっています。
基本的に原作通りに進んでいくので映画のオリジナル展開などはありませんが、原作にはない要素もあります。
・夢の中の鬼
→手足の長い鬼を、乗客を庇いながら弐ノ型「昇り炎天」で倒すシーンが追加されています。
・炎の呼吸 参ノ型 「気炎万丈」
→原作に登場していない技です。全てで9つ存在する炎の型は 参、陸、漆、捌の4つが未登場だったのですがこの映画で参ノ型が初披露されました。
特に、ラストシーンの煉獄の訃報を伝える鎹鴉(かすがいがらす)の瞳を潤わせたカットは非常に良いと思いました。
列車が横転する際に煉獄が技を出そうとする描写を入れていたのもポイント高いです。
とにかく超絶作画と声優さんの迫真の演技で、初めて鬼滅を見る人でもその世界観に引き込まれる内容だったのではないかと思います。CGの使い方も違和感がなく、迫り来る鬼の腕の迫力も凄まじいです。
そしてヒノカミ神楽「碧羅の天」
ヒノカミ神楽に呼吸が変わる際に口から火を吹くようなエフェクトになっていて非常にカッコいい。
総じて、ufotableの超絶作画×声優さんの名演技×Lisaさんの歌う主題歌『炎』×アニメ放送、コラボ展開を含め幅広い年齢層のファンをつけてからの劇場版公開というマーケティングの巧妙さ
社会現象になるのも納得の内容です。
アニメを普段見ない人、鬼滅を知らない人、映画館に行かない人 全ての人にオススメできる傑作。
感染予防をしっかりして、劇場に足を運んでみて下さい。
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