「寝るな!戦え!」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 僕は頑張らないさんの映画レビュー(感想・評価)
寝るな!戦え!
はっきり言うとツッコミ所満載であるが、それは最初からなので気にしないでストーリーを楽しめました。
自分が見たかったのは、柱と言う強い人も簡単に死ぬと言う話。その中で何を感じ何を思って意思を受け継ぐか。
魘夢の攻撃ははっきり言うと卑怯。
でも、面白い戦い方だと思いました。
全て魘夢の攻撃は効いていて炭治郎は一度寝て、すぐに起きると言う夢の中で自殺を繰り返しながら現実で戦い、見ている自分も、もしかしたら現実じゃなく、こっちも夢かもと混乱。ゆえに炭治郎も魘夢の首を切って手応えがない事に困惑してました。敵がもし、現実を交えながら夢を繰り返し使って来たら見ている方も、わけがわからなくなる可能性がある分、めちゃくちゃ強い能力だと思いました。
しかし、夢の中で炭治郎達を殺す必要が本当にあるのだろうか?と疑問に思う。禰豆子の血が出る程の頭突きでも起きない、ドアを開けて鬼の気配を強く感じても起きない。確かに起きる人もいると言う事で万が一と考えたら、人間にやらせるのが一番と言われたら納得してしまう。
しかし、1人、人間でありながら核の所で「こんなのは初めてだ」と言ってたような。あれ?こいつは以前にもやってるな。と思いました。
炭治郎の夢の中で追いかけてきてくれた家族に夢だけど別れくらい、ちゃんと目を見て言ってあげて欲しかった。
煉獄 杏寿郎の家族の話しも、あの短い夢でありながら家族の事が大体伝わってきました。本来良い夢を見るはずなのに、父親から欲しい言葉は貰えなかった。
これは杏寿郎の強い意思の力なのかも知れない、弟にもけして嘘を付かないで父親の事を報告した。夢であってもけして現実でない事は曲げられない、そして弟の為に言った言葉は忘れてはいけない。
そういう強く熱い思いが夢であっても影響を受けている気がしました。
無限列車内では五両を守るなど現実到底不可能を可能にし、乗客を全員救ったが結果的に上弦ノ参・猗窩座の登場により煉獄 杏寿郎は死んでしまう。
正直、ビックリしました!驚愕とも言えます!原作を見ていないので、驚きました!死ぬとは思っていませんでした。
柱の登場、その強さを見せつける王道を
見る事になるだろうと登場時から思っていたからです。母親の言葉を背負って戦う姿は泣けました。登場回数は本当に少ないのに、よくここまで詰め込められていると感心しました。
本当に良い映画だと思いました。
魘夢戦だけでも長い時間を使ってるのに猗窩座との戦いもしっかりと戦っていて面白かったです。
炭治郎達の、これからの戦いが楽しみです。
原作は終わっているので、この機会に読んでみようかなと思いました。