劇場公開日 2021年6月4日

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「救済のない胸糞系作品は、せめておっぱいで救われたいと思うのだ」はるヲうるひと ソビエト蓮舫さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5救済のない胸糞系作品は、せめておっぱいで救われたいと思うのだ

2025年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

劣悪な環境から抜け出せない、救いのない胸糞系作品だったが、

佐藤二朗がとにかく怖い。
福田組作品の、ふざけたキャラがウケて、ブレイクした俳優だが、
「そういえば佐藤二朗って、ブレイク前は、こんなヤバい役が多かったな、、、」と、
忘れかけてた90年代の俳優イメージの記憶を、ぶわっと思い出した。

物語の感想は、兄妹の「逃げようと思えば逃げられるだろ」というツッコミを、
入れざるを得ない展開が、ラストまで続き、ふわっとしたままお話が終了した印象。

あと、この手の胸糞系映画は、主人公たちがなんだかよくわからないまま、
救われない感じでフィニッシュする時は、

せめて別のもので救済されたいもので、売春宿が舞台の作品だから、
おっぱいで救われたいものだったが、
おっぱいですら、みすぼらしくて救われないのは、観客として辛かった。

一番救われない胸糞野郎は、自分だった。

ソビエト蓮舫