「注目作であり問題作。クセがありすぎ。近くのカップル15分で退散。受け付けない人多いと思う。【ちょっとネタバレ】」はるヲうるひと 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)
注目作であり問題作。クセがありすぎ。近くのカップル15分で退散。受け付けない人多いと思う。【ちょっとネタバレ】
まあ佐藤二朗的に、リアルな陰湿な悪、タブーを描いたのだろう。
言いたいことも少しはわかるが、ちょっと映像の色彩も一昔前の昭和的で暗く、陰湿で、何よりも表現が直球すぎて、マ・・・とかチン・・とか・・・・・
コアな映画ファン以外の女性、カップルには無理だよ。
少ない観客の中で、同じ列のカップルが強制フェ・・・と、囲い込んでいる地味で朴訥そうな娼婦を佐藤二朗頭で踏みつけてる時点で、たまらず15分でフェイドアウト。確かに描写が人権もクソもないし、女性蔑視とも取れる表現あえて踏み込んでいるから退席する気持ちもわかる。そりゃ彼氏はいいが、彼女怒るわ。
離れ小島の置屋で佐藤二朗が囲い込んでいる4人の娼婦、異母兄弟相手にやりたい放題。極悪人。でも根がこういうやつ大きい組織には必ず1人や2人いるよなぁ。自己中心的。
せめて強制フェ・・・じゃなくて普通のセックスしてやれよと正直思う。ひどい描写だ。
唯一ユルムのは、ミャンマー人の客のシーンと向井理のサラリーマン客のシーンだけ。私、向井理 大嫌いで全く評価に値しないんだけれども、この映画の中においては数少ない「真っ当な」存在。白馬の王子かと思った。閉塞的な島。複雑な兄弟関係。売り飛ばされた強制労働としか映らない売春婦たち。
佐藤二朗の凶悪さをどう捉えたら良いのだろう?観終わって半日経った今でもよくわからない。
不思議な映画ではあるよ。今何かと森元総理じゃないけど、女性や弱者の主張がますゴミに煽られて、強すぎる時代だから、逆にこの映画を全否定する気にはなれない。重苦しい閉塞感もフィクションだからたまには良いんじゃないのかな??ただ佐藤二朗、自分だけ普通に妻子いて、そのシーンだけ令和的な現代的トーンの映像なんだけども、なんかズルいよなぁ。
あと、異母兄弟とはいえ妹犯すのと、食事の前で唾を吐くのは表現としてアウト。ぜんぜん「真っ当」ではない。
生々しい悪に徹した佐藤二朗はその点は評価できる。ただ山田孝之も仲里依紗も坂井真紀も佐藤二朗の毒気に、すっかり影が薄い。確かにお前が鼻くそだよと主人公を罵倒したくなる映画ではあるが。私は敢えて存在価値を認める。ただ現実的には明治大正時代ならともかく、ありえない設定の問題作。レずビアンの設定はついていけないさすがに。
失礼します
色々と沢山、レビューやコメント頂き感謝します
私の操作が遅くて、なかなか貴殿のレビュー迄辿り着けず、こちらのレビューへのコメントで大変申し訳ございません この作品は観たいと思いつつ結局鑑賞していなかったので、この作品のコメント内容では無いこと、お詫びします
感謝の気持を伝えたく、返信させて頂きました
失礼しました