劇場公開日 2020年1月31日

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「隠れた良作」ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密 loptrさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0隠れた良作

2020年2月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

あまり目立って宣伝がされていないので、
知名度が低そうですが、
内容はかなり良作だったと思います。

私が思ったのは、以下 2点。

(1) なんてコスパが良い映画なんだ!
ホラーもの、クローズドミステリーもの
に共通していると思いますが、
ロケ地が限定される
(本映画では、ほとんど家の中での撮影)
ので、製作サイドは安上がりに。

同じ背景や場面が多くなるので、
大抵、後半飽きてきたり、
どうしても安っぽく見えてしまう映画が
多いと思いますが、
本作はそれを感じなかったです。

BGMもしっかりとしていましたし、
演出や脚本も良く、非常に良作だと感じます。

「工夫次第で、お金をかけなくても、
いい映画が作れる」そんな話の良き例に、
本作はラインアップされたと思います。

(2)善行は報われる!
どうしても、生きていくためには、
色々と現実的に考えないといけない。
それも、もちろん大事なことです。
が、やはり、その人の真価というものは、
究極の選択を迫られたときに、問われることになると思います。

「われわれはみんな、光と影を心の中に持っている。問題は、どちらを選び、行動するかだ。それが、本当の自分を決める」
(ハリーポッター シリウスの言葉より)

端からみると、損をしてバカだなと思われることであっても、自分の心に従って行動したならば、きっと悔なく生きていくことができる。

(ちょっと、宗教臭くなりますが…)
信じるものは救われる、の真の意味とは、そういうことなのだと思います。

それに加えて、本映画のように、善行を行った人が報われるような社会であれば、なお良いなと思います。

願わくば、少しでも、実社会もそうあってほしいと思います。

loptr