「オートマチックミステリー」ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
オートマチックミステリー
莫大な財産を持つ世界的ミステリー作家が自宅で亡くなり、容疑者となった家族や家政婦、専属看護婦がつく嘘を見破りつつ真相解明していく探偵ブランが主人公の物語。
一風変わった探偵の主人公が、屋敷の住人達一人ひとりの話を聞き調査開始。それぞれが持つ、亡くなったハーランとのトラブルを隠すために細々と嘘をつくが、ある人物の特性を利用し、”オート”に嘘を見破る主人公。しかし、自殺か他殺か、さらには自分を雇った匿名の人物の正体等々、肝心なところはなかなかわからず…
これが真相か!と思わせつつの、ミステリーお約束の度重なるミスリードで観客を惹きつける。ちょいちょい挟まれるユーモアもセンスたっぷりだし、設定や世界観も非常に自分好みの傑作だった。
ブランが真相に気付いてからの展開は痛快そのものだし、犯人はまぁわりと分かりやすいけど、その理由付けや暴き方なんかは一筋縄ではいかない展開でなかなかのトリハダものだった。
登場人物がやたら多いので、事前の予習は必須。しかし皆キャラは良いし、物語にどっぷりと浸かりたいたいなら、是非一人ひとりを覚えてから見てほしい作品。
個人的には、ミステリー好きで事件の展開に興奮してしまうワグナー巡査がベストキャラだった☆
こういったミステリー映画はどんどんやってほしい。
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