「アンソニー・ウォン目当て」淪落の人 アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)
アンソニー・ウォン目当て
チョンウィンは事故で下半身が不自由。家政婦を募集して、来たのがエヴリン。夢を語るエヴリンに「家政婦ごときが夢を語るなんて」と言うチョンウィン涙を流すエヴリン。酷い一言。どんな仕事をしていたって、誰だって夢はあっていいじゃん?チョンウィンも後でとても反省するのでまぁいいんだが。
日頃の感謝を込めてチョンウィンがプレゼントしたカメラ。お金に困ったエヴリンが泣く泣く売ってしまったカメラ、同じものをこっそり買って洗濯物の中に入れておいて、見つかって良かったな、というチョンウィンの優しさ。エヴリンが夢を追えるようにこっそり画策するチョンウィンの優しさが感動的。家政婦仲間の話に出てくるカルメンが登場する場面も感動的。
家政婦と雇い主、言葉も通じない出会いから、家政婦が旅立つまでの心温まる物語にほっこり。エヴリンの夢も応援したくなるし、チョンウィンにも元気に幸せに暮らしてほしいと願ってしまう優しい映画。
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