「ぐるりと繋がっていたのでした」悪なき殺人 るーさんの映画レビュー(感想・評価)
ぐるりと繋がっていたのでした
映画が始まったとたん、なんとも言えない叫び声がしたので、あぁ、確か女性が殺される話しだったなあと思いきや、自転車に乗る男の後ろ姿には、ヤギみたいな動物を背負っていて「キェ〜ッ」って鳴いてるし、正体はコレか。
映画のポスターにもなっていたけど、別の男が背負っていたのも殺された女性だった。
寒々しいフランスの雪景色の農村と、暑苦しい夏の不衛生なコートジボワールの街並み。
5000キロも離れているけど、SNSならすぐそこ。
ミシェルがネットの女性と思い込んだマリオンを見つけて、「やった!会いに来てくれた!」と思い、そりゃもうウッへーてな感じで、今まで無愛想だった妻に車の中で、キスをする。妻のアリスも「え?何を今さら、ど、ど、どうして?」みたいな感じで受け入れる感じが滑稽でした。
ラストシーンも、ああ!なるほど!って、なんだかストンとうまく繋がって◎
暑い国から来たアルマンの元恋人モニークが、車から降りてあまりの寒さに衿を立てて街を見回す。なんとなく薄ら寒い空気が漂っていたのかも、、、
エンドロールで流れた男女の歌の雰囲気も良かったです。
今晩は
コメント、ありがとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。
「キャタピラー」は気になっていた映画でしたので、不本意ながら配信で鑑賞しました。
で、反戦映画かなあと思っていたのですが、故若松監督の今作を制作した理由を私なりに勝手に解釈しました。
映画って、本当に面白いですよね。
昨晩、注文していた赤江瀑の本を読みながら、”40歳を超えると本を読むスピードが落ちるなあ・・”と思いながら、近年映画鑑賞量が増えた時間の理由を再確したNONUでした。では。