「非常に惜しい作品」悪なき殺人 ゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
非常に惜しい作品
パリの狭い田舎町で起こる偶然がもたらす悲劇かと思いきや世界規模の話になり幻滅。前半はシナリオがかなり良く、田舎の歪曲した人間関係が凄く良い。しかし後半に進むに連れて偶然というより、ご都合映画。こうなるとラストの黒人親子はそうなるよねってバレバレ。この映画の中では世界人口は20人ぐらいしかいないのかと思う。なぜパリ郊外の田舎町で話を完結しなかったのだろう?そうすれば偶然もまだ受け入れられて名作になったのでは。バンテージ・ポイントが名作なのはその時間に特化して繰り返すからありそこに偶然は必然だからだ。
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