「ラストはゾクッときた」悪なき殺人 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストはゾクッときた
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ラストで最後のピースが埋まったとき、ゾクッときた。死体を偏愛するジョゼフの行動は、ちょっと無理があるから割と冷めた目で見ていたんだけど、バシッと決まったままエンドロールが流れる作品が好みだから結果オーライかな。
パズルを完成させるために形が合わないピースの形を変えた不自然さはあるが、国際ロマンス詐欺もからめて偶然が必然に変えていく手品は見事だと思う。黒魔術師が「愛とは、無いもの与えること。快楽とは、在るものを与えること」と語っていたのが印象に残った。
一方的に愛を求めたミシェル、アリス、マリオンとは対照的に打算的・現実的な生き方をするアルマンの元恋人モニークが幸せを掴む。現実はそうなんだよね。
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