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映画レビュー
2019 32nd TIFF
フィリピンで実際にあった。マニャニータ作戦という事柄をモチーフにした作品。マニャニータ作戦とは、警察が麻薬犯罪者に対して、歌で投降を呼び掛け成功を収めている、平和的な捜査手法らしい。その歌で心を揺さぶる要素を生かしつつ、物語を女性スナイパーにしたところがこの作品の最大要素。
長いカットと台詞が少なさが特徴的な作品で、正直、前半の長さと静寂さには辟易した。特に、日常を淡々と長く撮ることへの疑問が自分の中でふつふつと・・・
しかし、後半も“その特徴”は最大の武器となり、何故にこういった作風になったのかも大いに理解できる気がした。欲を言えば最初っからそれを主張してほしかったような・・・
ラストは、個人的には肩すかしを食らったような印象だったけれど、マニャニータということが重要だということを考えれば、そうなるのかなと─。
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