劇場公開日 2021年1月16日

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「麻薬中毒者6.5倍は悲しい」ジャスト6.5 闘いの証 りやのさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0麻薬中毒者6.5倍は悲しい

2021年4月29日
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鑑賞方法:映画館

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薬物中毒者であふれるイランの街で、警察のサマド以下麻薬撲滅チームが麻薬組織のナセル・ハクザドを逮捕するため大捜査に行う。
少々手荒な方法で末端の売人から関係者を次々と連行し、自白させ、ついにハクザドの逮捕に至る。そして・・・という話。
警官に追われ逃亡中の容疑者が工事現場の穴に落ちたら上から土をかけられたり、夫と妻が麻薬の売人だった時の麻薬犬の意外な行動とか、子供が親を庇って嘘をつくシーンとか、アクションも有りで面白さ満載。
刑務所が立錐の余地もないくらい人が入れられてるのも驚きだったし、刑務所のトイレで携帯電話かけたり、なんでも賄賂や買収?みたいな、イランの状況が観れるのも面白い。
これだけ頑張って麻薬撲滅の為に働いてたサマドが言った、麻薬中毒者が100万人から650万人に増えた、はショックだろうなって思う。貧困が原因かもしれないし、イランにとって重いテーマなのかもしれない。
ハクサドの元恋人役のパリナズ・イザディアールはこの作品でも美しかった。

りあの