サーホーのレビュー・感想・評価
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カッコいいプラバースのフルコース
インド映画が盛りだくさんなのは百も承知のつもりだったが、この映画は無茶苦茶やりよる。というのも、本来ならエモさで観客を引き込むのがインド映画の得意技だと思うのだが、やけに入り組んだプロットや特に前フリもない驚愕展開など、観客にストーリーに没入させない要素がやけに多いのだ。 主演は『バーフバリ』のプラバースで、インドのスターはひとつの映画で二枚目要素も三枚目要素も引き受けることが多いが、本作ではただひたすらにカッコいい。プラバースを軸にして、こんなシーンもあんなシーンも撮りたい!というアイデアを山積みにして、パッチワークにしたような作品だ。 正直、筋を追うことは途中でどうでもよくなってきて、過剰なアクションや映像のこだわりがほとんど異次元に迷い込んだようなクライマックスへと突き進んでいく。中学生が夏休みをかけて考えたような話だと思いつつ、そこに注ぎ込まれた熱量にはやはり圧倒されてしまう、なんとも扱いに困る問題作である。
プラバースは現代衣装でもカッコいい
物語の導入から多人数のマルチエピソードが展開するので、最初の20分くらいは方向性を把握するのに苦労するかもしれない。しかし、最初のドンデン返しが起きたあたりから、「なるほど、こういうことね」と腑に落ちるのでちょっと我慢して観て欲しい。そこから先はノンストップで見せ場とツイスト展開の連続で大変面白い。 マッドマックスを思わせるような砂漠での戦闘や、アイアンマンのような飛行スーツをまとったやつ、ワイルドスピードを彷彿とさせるカーアクション、ターミネーターやMr.&Mrsスミスのパロディなどハリウッドアクションへのオマージュを随所に散りばめつつ、インドの踊りと唄で押しまくり、「バーフバリ」の主演でブレイクしたプラバースが縦横無尽に暴れまくる。現代衣装を来てもプラバースはカッコいい。特にスーツの着こなしがすごかった。 そして、現代が舞台でもプラバースは王だった。
長尺、壮大、ひねった展開
ボリウッド製アクションのばかばかしいほどの壮大なスケールに、歌と踊りのお約束シーンもしっかり。ストーリー的にはギャングの跡目争い、謎の集団による大規模窃盗事件、そして事件を追う捜査官らの3本筋が絡み合いつつ、終盤のひねりでサプライズを用意している。ファンには全部盛り的な満足度の高い娯楽作だが、169分はまあ、長すぎかなというのが正直なところ。“インド映画道”というものがあるなら、自分はまだ修行が足りないのかもしれない。 「バーフバリ」シリーズのプラバース、現在40歳というから、ほどよく中年の渋みも加わってきて脂が乗ってきた頃。これからも大作の主演でアクションを披露して楽しませてくれそうだ。ヒロインのシュラッダー・カプールは少し魅力不足だったか。 総じて、インド映画の伝統的な要素をしっかり継承しつつ、世界市場を意識したエンタメとして進化を遂げた力作だと感じた。
コロナ禍映画館一人きり
どうも観るもんがない。 大作はコロナ禍を避けるし いよいよ拙もインド映画に突入だ。 しかしシアター独り占めはよくあったが 映画館に人影がいないのはマズイやろ。 やたらと長い。3時間。 突然意味のない音楽とダンスでミュージカル仕様になるし 主役と適役が山口ぐっさんみたいで見分けつかんし 敵の首領はどれも吉川晃司風。 ヒロインもお巡りさんとおんなじ顔。 話自体も二転三転(四回転半かも)と収集つかず。 全く理解不能なるも楽しめました。 無駄に長いのでおススメしませんが。 60点 アレックスシネマ大津 20200407
バーフバリ」を期待しちゃダメ!
《お知らせ》 「星のナターシャ」です。 うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ) 前のアカウントの削除や取り消しもできないので、 これからは「星のナターシャnova」 以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。 ============== インド映画「バーフバリ」のマサラ上映の大ヒットが 音楽映画やアニメ等の応援上映のきっかけとなりましたね。 「バーフバリ」の主演俳優プラバースの新作なので あの時、王を讃えまくったマヒシュマティ国民は 思わずまた王を讃えに行きたくなる今作。 でもね、今回の「王」は「現代」の王なので 車にバイクにハイテク機器を駆使して 巨悪?に立ち向かっております。 ド派手で画面は楽しいですがそれだけ~ 逆に派手過ぎて長い!! コロナウイルスで陰鬱な状態なので ド派手で問答無用、荒唐無稽、とにかく 今の状況を忘れたい方には 「バーフバリ」二部作の方が 300倍オススメっす! で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては プラバースさんがどうのと言うのではなく 多分、脚本や編集が下手な気がするな〜〜 「バーフバリ」では絶対無理だった カーアクションやバイクアクションなど 見応えのあるシーンも多いのですが なんかちょっと、トッ散らかった印象が拭えない。 で、何より今作は悪役に魅力が無い!! 「バーフバリ」の良かった点は王もカッコ良かったけど 悪役のバラーラデーバ様のイケメンぶりと 痛すぎる毒親の影響という ちょっと同情しちゃう点も大きかったのよね。 で、今作は悪役がどうもイマイチでつまんない〜 なのに画面上では中途半端に「バーフバリ」感を出そうと これ、いらなくね?ってシーンがあるので 逆にカタルシスが弱くて何だかな〜みたいな〜 もう一つ大事な要素として 「バーフバリ」にどハマりしたファンの中には バーフバリがとても女性を尊重していることに 共感した方が多かったはず。 なのに今回は最初から最後まで ヒロインを男目線で扱い過ぎていて 全く魅力がない。 女性が一番共感できない部分よね〜 「バーフバリ」で王を讃えまくったマヒシュマティ国民は 「王」の再来を期待してはダメですよ〜 どなたかが「プラバースのPV」みたい!と レビューに書いてましたが 本当にその通り超ド派手なPVだわ! @お勧めの鑑賞方法は? 大画面映えするシーンが多いので 通常なら映画館がお勧めなんですけどね〜〜
サプライズ疲れ
二転三転しても終わらない何が真実なの?こんなのが流行ってるのか、昨年観たWARもこんな感じだった。 一通りのサプライズが終わり、なんとそこがスタート地点。現代劇なのに壮大すぎて笑ったが、その時点でいささかサプライズ疲れに陥っていた。
王の凱旋…ならず
今度は“バーフバリ”から“サーホー”へ。 『バーフバリ』シリーズのブラバース主演のクライムアクション大作。 話は韓国映画みたい。 架空の犯罪都市。覇権争いで首領が事故に見せかけ殺される。ナンバー2や首領の息子が座を狙う。 組織による大規模盗難事件が発生し、凄腕の捜査官アショークが捜査の指揮を取る。 やがて、組織の巨万の富が眠る隠し金庫の鍵“ブラックボックス”の存在を突き止め、それを巡り激しい争奪戦が始まる…! 韓国映画だったらシリアスでハードで血で血を争うバイオレンスな作品になっていたが、これはインド映画。 肉弾戦やカー&バイク・チェイス…スタントや身体を張ったアクション。 崖からパラシュート無しのダイブ、クライマックスのガジェット空中戦…VFXを駆使したアクション。 超人的な身体能力で悪漢を軽々と倒し、推理力も卓越し、主人公は何処までもヒーロー。ヒロインへのアプローチも忘れず。(アムリタ役のシュラッダー・カプールが超美人!) ヒーローとヒロインが出会えばミュージカル風の音楽がいちいち流れる。 勿論、ミュージカル・シーンも。 しか~し! 確かに本作もインド映画らしい超絶エンタメではあるが、詰め込み過ぎたかな…。 覇権争い、捜査、争奪戦…これだけでついていくのがやっと。 そこに、アショークの意外な正体、そして“サーホー”とは…? メインタイトルの出るタイミングなど、実は豪快なアクション大作ではなく、大どんでん返しとある人物の本当の目的。それはそれで面白い。 話に置いてきぼりを食らう事は無いが…、でも時々混乱してしまい、もうちょっとすっきりさせてほしかったかな、と。 例えば『バーフバリ』は見る前は一瞬身構えたが、見てしまえば単純な復讐劇。(難しかったのは役名) こちらは、ねぇ…。 さらに失礼ながら、『バーフバリ』はファンタジー・アクションだったから超絶アクションは全然OKだったけど、現代が舞台なら限界もある。 ヒーローの活躍やアクションのビジュアル優先。 つまりは、ブラバースの為の作品。 ある意味は王の凱旋かもしれないけど、自分的には、 王の凱旋ならず。
複雑だし、色々な事が積み重なって混乱。
『サーホー』鑑賞。 *主演* プラバース *感想* 当時、映画館で観たかった本作。 インド映画が大好きで、レンタルまで待って、やっと観れました! 期待していたのですが、話が複雑! 色々な事が積み重なってて、混乱してしまいました。 ただ、アクションシーンは最高です。 カメラワークとスローモーションの使い方が見事だし、全部が迫力があったし、素晴らしかった。 でも、前半がまるでミルフィーユのように色んな出来事が多くて積み重なって、展開が早くて正直ついていけなかったけど、後半からなんとなく構図がわかってきました。 裏切り+どんでん返しが積み重なった異色作でした。 インド映画なので尺は長いです。歌やダンスはありましたが、少なめだったかな? 総じて、まぁまぁ面白かったです。話が複雑なので、登場人物達の構図がわからないと混乱しちゃいますね。 最後は驚きましたけど、色々詰まってたな~w プラバースが出てる「バーフバリ」見たくなったな、、(^^;
バーフバリに続くブラバース
バーフバリ2部作が凄く良かったので、ブラバース主演のサーホーも期待大で観に行った。 相変わらずのすごいアクション、アムリタとのダンスもエロくて良かった。 ストーリーも2転3転と捻ってあり悪く無かった。
やっぱりインド映画。
アクションは確かに派手だけど微妙にCG がちゃちい。が、勢いでのりきれる。人間わざ通り越してほぼアベンジャーズになってるし。中盤まで相関図がよくわからなかったけどラストに意外などんでん返しでくっきり。ながかったー。
いや、長いわ。
インドのマフィア的な組織のトップのじいちゃんが殺されたことによって跡目争いが巻き起こる話。 . 久しぶりにインド映画らしいインド映画を見たという感じ。なんの脈略もない映像と歌と、やりすぎなアクションとVFX。インド映画はやっぱここまで意味わからないとだめよね! . でもインド映画が長いのってしょうがないんだけどその長さを感じさせないのがインド映画の良さだったじゃん、バーフバリみたいに。 . でもこれは2時間当たりで気持ちがひと段落ついちゃってそのあとの展開(まぁどんでん返し)にさほど興味がもてない。えー、まだあるの?ってなった(笑). . 私がいちばんこの映画で気に入らなかったのは、ヒロインといい感じになるシーンで絶対風が吹いてるところね。わざわざキレイな女の人ですよ〜感出さなくていいから(笑).
「カーマ・スートラ」の国の映画
4月4日にシネスイッチ銀座で「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」を鑑賞して以来、2ヶ月ぶりの映画館での映画鑑賞である。あまり重いテーマの映画はコロナ禍で沈む気分を更に暗くしてしまうかもしれないと思い、なるべく軽い感じの作品を選んだ結果、本作を鑑賞することになった。 インド映画は「バーフバリ 王の凱旋完全版」(2017年)で初めて観て感心し、その後「シークレット・スーパースター」(2017年)は主人公を演じた女の子(ザイラー・ワシーム)の歌のうまさもあって、とても楽しめた。 本作品は「バーフバリ・・」で主演したプラバースが現代劇の主人公を演じるとあって、「バーフバリ・・」と同じようにプラバースのかっこよさを前面に出して絶賛するという演出だったが、時代劇ならまだしも、価値観の相対的な現代にあっては、プラバースのかっこよさがいまひとつ滑っている感じが否めず、単なるカッコつけたヒゲおじさんになってしまっているのがなんとも情けないところであった。 伏線を散らしていないので、次はどうなるのかというワクワク感が感じられず、ただ出来事を並列的に並べているような感じで、ネタバラシにもさほど驚きはしない。観客を引きずりこむようなストーリーがあれば少しはマシな作品になったかもしれない。 ただ、インド映画らしくところどころに織り込まれた歌とダンスのシーンはそこはかとなくエロティックであり、さすが「カーマ・スートラ」の国の映画だと妙に感心した。
考えるアクション映画
なにも考えずに見れるアクション映画をみようと思って入ったら、伏線バリバリのインド映画だった。 すみません。途中寝てしまいました。 アクションは素晴らしかったし、伏線も最後にはきれいに回収していた(相方談)んですが、どうしてもいきなり女性を口説きだす主人公と先が気になり始めたころに入ってくる音楽になじめませんでした。 同じインド映画でもきっとうまくいくは最後まで楽しめたんですが、今回は駄目で した。
VFXはダサいけど…
長い!安定の長さ!でも面白い!! ハリウッドも真っ青(?)のハードボイルドアクションと「きっとうまくいく」の時みたいな衝撃で最後まで飽きさせない作品♫ 開始してから1時間半が経過してからのタイトルコールには多少驚いたけどwww 発掘イケメン、ニール・ニティン・ムケーシュ氏が出るから楽しみにしてたのに、「プレーム兄貴、王になる」の時ほどのイケメソ感が無くて少々残念(´;ω;`) マサラムービー特有のダンスシーンはtoo westernizedされていてまるで90年代のMTVで流れるPVみたい。あたし的にはこちらもちょい残念。 でもストーリーは間違いなく面白い (*´∀`*) ノ
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