「まさしくボリウッド映画! 超弩級アクション大作」サーホー odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
まさしくボリウッド映画! 超弩級アクション大作
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インド映画だから無駄に長いのはお約束、同様に突然挿入される歌と踊りのミュージカル、硬派なアクション映画でも色恋沙汰はマストのようです。尺を稼ぐために観客を翻弄する捻ったプロットに唖然。
登場人物も皆胡散臭いし、似たような髭面の爺さんたちでは判別不能、終わり近くになってやっと種明かし、真相が見えてくるのだがそれまでは気の揉めることおびただしい。
配給会社も混乱を予想したのか人物相関図をパンフレットに載せているのだから推して知るべし。
ネタバレしてしまえば暗黒街の帝王が暗殺され、彼の隠し子が復讐に燃えると言う単純な話、それをよくぞここまで盛ったものと呆れを越して感心する。
アクション・シーンも予算が凄いから超弩級、ビルは壊すし、ヘリは落とすし、潰した車は山のよう、空飛ぶハイテクマシンからこん棒の殴り合いの原始人スタイルまでまるでアクション博覧会。
そうかと思えば、短いシーンでしたがマシンガン乱射され水槽が壊れて金魚が床に転がります、自分の命も危ないのに拾って水の入った器に移すシーンは生き物を大事にするインドならでは、細かいくすぐりを忘れないのも痺れます。
映画は大衆娯楽の王様と言うインドならではの作品、こうまでぶっ飛んでいるとお見事と言うしかありませんね。
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