「ブロンソン愛」野獣処刑人 ザ・ブロンソン shantiさんの映画レビュー(感想・評価)
ブロンソン愛
ロバート・ブロンジィーがスクリーンに現れた瞬間に思わず震えてしまった。「ブロンソン!」感動が脊髄を経て全身に伝わった。25年振りにスクリーンで再開した。それも、かなり若返った姿で!まさか21世期にブロンソンの新作が見れるとは!止まれ、これはブロンソンてわはなくロバート・ブロンジィーの出世作なのだ。ブロンソンではない。ブロンジィー。新しい私のヒーローが誕生したのだ。映像も70年代をパッケージしたかのような作りで、お色気サービスショット有り、この時代にもかかわらず6発シリンダーのマグナムらしきピストル。全てがブロンソンに対する愛とリスペクト、そして「狼よさらば」のポール・カージーへのオマージュ。泣けてくるのが主人公の名前は一切告げず、イニシャルの「K」。まさしくカージーのKだと、あまりにも直接的なメッセージをブロンソンのファンに向けてガンショットの如く打ち込んで来た。相当、冷静さを欠いた感想になってしまったが、この大事件を前にして冷静になれる訳がない!ブロンソンは永遠の我らがヒーローだと、今夜再確認され、そして新たなるヒーロー、我らが「ロバート・ブロンジィー」の躍進が始まる。生まれた時代が少しズレていたのをいささか残念に感じていたが、今夜そのズレは修正され、アップデートされ、自分の中にトキメキを実感として捉えている。是非パート2を期待する。ブロンソンではなく、私はブロンジィーをこれから見続ける。自分の中で明確なケジメが付いた作品となった。
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