劇場公開日 2020年12月18日

「浜辺美波のキャスティングは吉、映像美で魅せた世界観が効果的」約束のネバーランド たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5浜辺美波のキャスティングは吉、映像美で魅せた世界観が効果的

2021年2月14日
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鑑賞方法:映画館

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原作未読。とやかく文句を言われ続けていた作品だが、蓋を開けてみると、悪くなかった。リードしすぎでは?と思っていた予告編からは想像できないほど、内容も濃かったのが印象的。

孤児院で育てられた先にあるのは、食肉として食われる哀れな運命。その事実を知ったことで始まる、ママとの壮絶なバトル。ファンタジーであることを象徴させる美しい映像に、スリル良しテンポ良しの展開が飽きさせない。むしろ、幾重に繋がっている思いがメッセージ性を生み出しており、安っぽさを感じなかった。キャストも子役ばかりが難しい言い回しをするので、浜辺美波でリードした世界観作りをしたのはプラスに働いたのではないか。無理があるようにも見えなくないが、顔が立ったことで作用した点は評価できる。

主要の5人以外にも、孤児院で過ごす子役たちの名前も聞きたかったところ。とりわけ3人が目立つとはいえ、縁の下じゃなくてもいいと思うくらいの活躍ぶり。もしかすると、今期のドラマに出てたりして。今後に期待したくなる。

たいよーさん。