劇場公開日 2020年12月18日

「実写化としては成功」約束のネバーランド jaikoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0実写化としては成功

2021年1月20日
iPhoneアプリから投稿

原作は最後まで読んでないです。でも逃げ出したあとまでは読んでるので、比べながら観ていました。
長いので実写はやはり耳にチップが埋められてるとかそこかぎつけるとか漫画では時間かかってたのとかうまくはしょってたしなるほどなあという感じ。
映像も違和感なく、自分はまあまあと思いました。不気味だけど緑が多くてきれいなのでぼかされる。

とにかく、浜辺美波が年齢的にとかいうけど小さいし可愛いしぜんぜん問題ないと思った。演技下手と言われてるレイも、滑舌悪さが返って幼くてリアルに子供っぽくていいと思った。この3人とも観ててかわいい。
北川景子もハマり役、美しくてこれは代表作にしてもいいくらいですね。
渡辺直美は三国志でも活躍してて、志村けん大好きな芸風がさんざん生かされてて、本人テレビで売れ過ぎて自分が持つか怖いっていうのが納得ですね。クローネの浅はかさとか不気味さとか上手かった。

実写としてよくできていたし、うまくまとめてたと思います。漫画はあそこからまだ続くし。
ただ、落としどころが自分ははっきりしない。
エマがどんな世界であろうと作っていけばいいと言ってたけれどあまりにも危険過ぎて、そこはリアルに感じられなくて
いちばん感じるのは食肉の立場になってみるとこうだよなということ。
だからと言って肉食べるのやめようとはなれないし
人間も黒人とか白人の奴隷にされてたり
決してフィクションとして片付けられない世界なわけだから
実際人身売買とか言われているしね
だからリアルだなーと思っちゃうのかも、

実写映画として観たら、最後のイザベラが救いになるのかな〜
ビジュアル的にきれいで楽しく観れました。

jaiko