「燃える朝焼け。萌えない美波。」約束のネバーランド bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
燃える朝焼け。萌えない美波。
諦めるのは死に方の話。諦めないのが生き方の話。そこからは希望が見えるかい?その希望を現実のものにするために行動するのも、生き方の話。一度はついえたかに見える希望。折れなかった心。折れない心を作ってくれたのはママ。「ありがとう」と「さようなら」。
主役陣の精神構図はショーシャンク的です。鉄板の感動シナリオです。無垢な子供たちを使って同情を引きに来ます。軽めのグロと残虐性で煽情しに来ます。どんでん返しあります。
だがだがしかし。
TVドラマ品質なんでしょうね、これって。結構、醒めた目で見てしまいました。結末が気にはなるんですが、大きな感動も無く。「ほっとした」、程度で。
場面場面の演出がクサイっすよ。金髪銀髪のウィッグに違和感アリアリ、カタカナの名前にタジタジ。2040年代には、そんな社会になってんですか?人種もグローバル化?これって、地球外の話?などなどと考えてみたものの、いずれにしてもですよ。突き詰めて言うとですよ。
浜辺美波ちゃんの金髪ボサボサ頭が、てーしてかわいくねぇーーーー!
これに尽きた。
いや、可愛いんですけどね、相変わらず、相当。でも。似合ってないからw
浜辺美波ちゃん、顔、デカ...
いやいや。北川景子さんの顔が、ちっさ過ぎるだけです。
浜辺美波ちゃんの脚、ふとっ...
違います。他の子の脚が細すぎるだけです。
浜辺美波ちゃんのほっぺ、ふっくらし過ぎちゃう?
いいえ。城君のほっぺが、すっきりし過ぎなんです。
なんてなんて。
いろんなところが、浜辺美波ちゃんには厳しい映画でした。
と言うか、映画、って言うか。
フジTV、劇場映画から手を引けよ。
って思いました。これで電通が付いてたら、アウト!だったんでしょうが、単独だったのが救い。
役者さんについては、板垣李光人さんが良かった一方で、城桧吏さんは、ちょっと過大な期待を抱いてしまってた分、物足りなさあり。北川景子さんは、基本苦手だったんですが、最近良いですね。渡辺直美さんについては、演出が雑過ぎると思いました。彼女の役が映画の中ではスパイスだと思うんです。これって渡辺直美さんの「地力の演技」ですよね、多分。過剰に造り込むくらいの演出があっても良かったのに、って思いますし、彼女が命を絶たれるシーンは見どころの一つになってたはずなのに、あの出来は無いと思う。雑さを感じる最大のポイントが、彼女と松坂桃李の登場場面でした。
個人的には、「原作への忠実性」を捨てても、「一本の作品としての完成度」を取って欲しかったところですが、中途半端な完成度で前者を取るあたりが、フジTVクオリティだよなぁ、って思いました。
コメントありがとうございます。
浜辺美波はナチュラルな感じの方がいいですよね。
演技は光りましたが、かつらはビミョーでした…(^^;
キャリー・マリガンはフレッシュでしたからね。
新境地を開いてオスカーノミネートされた新作『プロミシング・ヤング・ウーマン』も楽しみです♪(^^)
bloodさん、毎度です!
フジテレビだったっけ・・・などと、あとから気づいてるkossyです。
原作というかアニメも見たいな~などと思ったのですが、それよりもドラマ版「わたしを離さないで」をまた見たくなってきました(途中までしか見てない)。
綾瀬はるかとか三浦春馬とか水川あさみとか、けっこう豪華なドラマだったのですね。