「彼我の立場のどちら側にいるのか」さよならテレビ filmpelonpaさんの映画レビュー(感想・評価)
彼我の立場のどちら側にいるのか
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いかんせん監督の土方さんが「持つ側」。新卒入社のまあ給与がいい妬まれる側なんですよね。それがすべてというか、別に部署長に問題を訴えるとかそういう摩擦はないし、嘱託の弱者に話聞いて終わりという感が拭えない。要は自分より立場の弱い人間に安全地帯から話きいてるだけとも感じた。
澤村記者はそれを踏まえてときどき敵意をカメラに(土方に)向けてきていたけど、あそこには雄一の真実というか熱がこもっていたように思いました。ただしそれもたくまざる演出であって、やはり安全地帯の土方監督が結果的におちょくっているだけのようにも映りました。
テレビが終わりとかそういう感想を抱くまでの話ではないかな。
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