劇場公開日 2020年7月17日

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「いとしさと可愛さと心強さと」悪人伝 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.5いとしさと可愛さと心強さと

2020年11月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

面白かった。
もはやマ・ドンソク主演作に間違いなし!
と言うところまで来てる気がする。

見終わって面白いと同時に悔しさがこみ上げて来た。
エンドロールなんかは日本の任侠映画を思い出させ、
その昔任侠映画と言えば日本が得意としてたところじゃ
なかったのか?
なんで日本に面白い任侠映画が登場しないのだろう?
と思ったりしました。

連続殺人犯がヤクザの親分を刺して、
警察と協力して犯人を追うなんて、
誰もが思い付きそうで思いつかないところ。
そこが上手いなと思った。
警察側も真面目な警察じゃないところが良い。
悪い奴同士で悪い奴倒そうぜ!って発想が
最高。

マ・ドンソクがまた良い。
親分として、締めるところは締める。
暴力で問題を解決する姿勢を見せときながら、
一般人には優しさを見せる。
もちろん子分にも厳しさと優しさと。
魅せ方を知っている。
そんなマ・ドンソクに対して熱血感で頑固者で
組織のはみ出し者の警察官も良かった。
負けてなかったと思う。

内容は言わずもがな。
ラストも任侠映画らしい締めで言う事なしでした。

奥嶋ひろまさ