「動く雑誌と時間旅行」フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 lynx09bさんの映画レビュー(感想・評価)
動く雑誌と時間旅行
「ムーンライズ・キングダム」が好きで、「犬ヶ島」は観逃した。はっきりとした自己表現を持つ監督の作品。その割には鑑賞の間口は広いのが特徴な気もするのだが、今作はしたり顔の映画ファンも困惑する様な仕上がりであった気がする。久々に途中退席する人を見たし、したり顔で話す彼氏に困った笑顔の女性もいた。そんな映画に愛おしさを感じた。性格悪いのかな?(苦笑)?
映画を観るというよりは、雑誌を一枚一枚めくる様な時間。少し前の時代を紐解く様に体感出来る、素敵な時間でした。
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