「さて、書きずらい。。」フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 TWDeraさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0さて、書きずらい。。

2022年2月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

なので、結論からいくと「期待したほどではなかった」と言うのが正直な感想です。
ただ、今回も紛れもなく「ウェス・アンダーソンの世界」であり、彼のファンには堪らないのではないかと思います。
彼の長編映画監督作品ついては『アンソニーのハッピー・モーテル(96)』を除いて一通り鑑賞してきました。作品性としては、次々登場する個性的なキャラクターとシュールな展開、そして少々露悪さも含むドタバタで緩急をつけるところが「面白味」だと思います。しかし、そもそもストーリーやキャラクターの関係性、そしてキャストの衣装やセット、小道具に至るまで「情報量」が多いため、作品そのものをきちんと理解できるまでに時間がかかり、集中力もいる印象です。
今回の『フレンチ・ディスパッチ』、序盤の「確固たる(コンクリートの)名作」パートは比較的セリフが少なく楽しめたのだけど、その後はセリフが増えて情報を字幕に頼りすぎて結局理解が追い付かず、、正直、途中眠気すら(シャンテ、温かかったし)。。。
むしろセリフのない「アニメーション・シーケンス」の部分が良く見えたりして、過去作でも『ファンタスティック Mr. Fox(11)』『犬ヶ島(18)』などのストップモーション・アニメーションが良かったこともあり、もしかしたら全般アニメーションの方が好みだったかも、という身も蓋もない感想も思い浮かぶくらい。
まぁ、サーチライト・ピクチャーズなので(おそらくは)比較的早めにDisney+で配信されるのではないかと思うので、そこで改めて観直してリベンジしたいと思います。

TWDera