「最高の映像の洪水に溺れる幸せ」フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 まだまだぼのぼのさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5最高の映像の洪水に溺れる幸せ

2022年1月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

とにかく、最初から最後までとんでもなくオシャレで監督の作家性と拘りが詰まりまくっています。場面の一つ一つ、美術やファッション、俳優陣の視線・表情・仕草、細部までの造り込みが素晴らしく、一時停止して眺めていたいものばかり。
一冊の雑誌を捲るように展開していく物語は、正直理解できないところも多く「話が面白い」とは現時点では思えていません。というか、情報量が多過ぎて、理解が追いつかないうちにどんどん展開していきます。笑

それでも観賞後の満足度がとても高いのは、ウェス・アンダーソンの描くポップで滑稽で時に毒々しい世界観に没入し堪能することが心地良いから。自分好みのアート作品に出会えたような幸せでいっぱい。
なんだかよく分からないけど、なんだかすごく楽しかったです!

まだまだぼのぼの