劇場公開日 2020年3月6日

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「キャスティングミス」仮面病棟 藤崎修次さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0キャスティングミス

2020年3月14日
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ヒロインは永野芽郁ではないほうが良かったのでは?

確かに彼女は可愛いし、華もあるがサスペンススリラーの主役級というのは荷が勝ち過ぎている。メスで心臓を突き刺したり、大物政治家に拳銃を向けるのはイメージと乖離し過ぎていて緊迫感に欠ける。
興業面を考えれば、それなりのネームバリューが必要なのは分かるが、あまりにも思慮の足りない配役と言わざるを得ない。

それならばむしろ、ナース役を演じた内田理央をヒロイン役に配した方が、まだいくらかしっくりくるのでは?

それにしても、いつも思うのだが永野芽郁は濃いめのルージュをつけていることが多いけど、もっと自然な色のほうが似合うのに・・・

ケチの付けついでに言うと、悪役=ピエロというのは少し食傷気味。ここ最近だけでもJOKERに「IT」のペニーワイズと強烈なキャラクターが続いただけに正直、またか、という印象は否めない。

藤崎修次